【新高1保護者向け】高校式学習スタイルに変える3つのポイント

新高1生を持つ保護者の中には、お子さまが高校での授業に対応できるかどうか、を心配されているかたもいらっしゃると思います。今回の記事では、高校式勉強スタイルに求められる3つのポイントと、保護者がどのようにサポートに関われるかをご紹介します!

【ポイント1】普段の授業を大切にする

日々の授業で学ぶ内容は、大学入試を突破する基礎になります。中学と比べて、高校の履修範囲は非常に広いため、授業のペースに合わせて、その都度、確実に理解することが重要です。

ただし、高校は授業のスピードが速く、内容もどんどん難しくなるので、授業に集中するだけでは、内容を完全に理解することは容易ではありません。そのため、「きちんと予習する」「授業中は授業を理解する時間として活用する」「授業のポイントは復習で定着させる」というサイクルが大切になるのです。

【ポイント2】家庭学習を習慣化する

「予習→授業→復習」のサイクルをつくるためには、お子さまの生活に合った学習習慣づくりが不可欠です。家庭でも1日の生活サイクルを意識させ、「決まった時間になったら机に向かう」という意識付けをサポートしたいところです。

それを可能とするためには、夕食の時間と入浴の時間を決めることをおすすめします。この時間を一定にすることで、帰宅してから就寝までの、どの時間帯に勉強するか、決めやすくなります。ただし、高校生活に慣れるまでは、体力的な負担も大きいのであまり無理をさせず、徐々にペースを整えていけるようにサポートするほうがよいでしょう。

【ポイント3】進路目標を早めに持たせるようにする

日々の授業や家庭学習に取り組むモチベーションをキープするためには、目標を持つことも重要です。「自分はどの大学で何を学びたいのか」という目標が決まっていれば、長丁場になる受験勉強でも、くじけず前向きに取り組んでいけるはずです。

とはいえ、進路目標はすぐに決まるものではありません。じっくりと時間をかけて将来のことを、自分自身で考える必要があります。時間がかかるからこそ、高1の時から、将来を意識しておくことが重要になるのです。

ただし、進路目標はあくまでお子さま本人が決めるものです。保護者に心がけていただきたい働きかけは、お子さまが気づいていなかった興味を引き出したり、大学での学びを意識させること。普段の何気ない会話の中に「大学ではどんなことを学びたい?」「このニュースについて、私はこう思うんだけど、あなたはどんなふうに考える?」など、声をかけてみてはいかがでしょう。これらは進路を考えるきっかけにもなるはずです。

「高校式学習スタイル」に変えることで、大学入試への対応力が培われる

近年の受験の傾向は「多くの知識を覚えているかどうか」から「覚えた知識を使いこなせているか」にシフトしてきています。「暗記重視型」から思考力を問うものへと変わってきているとも言い換えられるでしょう。これに対応するためには授業で習ったことへの深い理解が必要であり、これは簡単には身につきません。1年時からの学習の積み重ねに加え、主体的に学習に向かう姿勢づくりが重要になります。中学式のスタイルから高校式学習スタイルへの転換は、これを実現するために有効なものなのです。

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