部活引退後の体重増加の悩み…。保護者ができるサポートは?
ほとんどの中3生、高3生が部活を引退し、本格的な受験モードに入る夏休み。これまで運動部に所属してきた子どもが急に運動をやめたことで、体重増加に悩むケースも多いようです。今回の記事では、保護者のかたができる体重増加防止のサポートについてご紹介します。
部活引退を機に、家庭での食事内容の見直しを
部活引退後に体重が増加する最大の理由は、「運動量が減っているのに、食事の内容やボリュームがそのまま」だからです。これを機会に保護者のかたも、お子さまが三食バランスのよい食事がとれているかどうかを見直してみましょう。
チェックするのはまず食事の量。朝食は1日のエネルギーとなるので、多めのボリュームでもかまいませんが、昼食や夕食はこれまでよりも少なめの量にして、様子を見て調整するとよいでしょう。
部活の練習で激しい運動をしている間はスタミナがつく肉料理中心の食生活でもよかったかもしれませんが、部活引退後は脂肪分やカロリーの高い料理は控え、野菜やキノコ類、海藻類を多くして、摂取カロリーを抑えながらも必要な栄養をバランスよくとれるようにしましょう。
適度な運動を促し、体重増加防止&免疫力アップにつなげる
体重増加を防ぐためには、食事の見直しに加え、適度な運動も必要です。簡単で継続できる運動を生活の中にとり入れるように、お子さまに提案してはいかがでしょうか。
例えば、「勉強の気分転換に、ウォーキングをとり入れる」「ラジオ体操をしてみる」「入浴後にストレッチする」など、ふだんの生活にとり入れやすいタイプの運動がおすすめです。
また、適度な運動で筋肉を動かすと、血行がよくなり、免疫力アップの効果も期待できます。体重増加防止だけでなく、夏風邪、夏バテの防止にもつながるでしょう。
体重増加を予防するため、規則正しい生活サイクルづくりをサポート
「部活をがんばっていたときは疲れているため、夜更かししたりせず、早起きする生活を送っていたが、部活引退後は夜型生活になってしまった…」というお子さまもいるかもしれません。遅い時間に食事するクセがついたり、睡眠時間が短くなったりすると、太りやすくなってしまいます。お子さまと話し合って、夕食の時間をこれまでよりも早めに設定したり、早起きの習慣をつけさせるなど、規則正しい生活サイクルづくりを保護者のかたからもサポートしましょう。部活中心の生活サイクルから受験勉強中心の生活サイクルにうまくシフトできれば、2学期以降の勉強の効率アップにもつながるのではないでしょうか。