夏休み残り期間別! おすすめ自由研究テーマ
夏休みなどの長期休暇で、お子さまが頭を悩ませる宿題のひとつが自由研究だと思います。何をやろうか悩んでいる間に休みの残り日数が少なくなってしまったり、予定が詰まっていて自由研究の時間がなかなか取れなかったりということも多いのではないでしょうか。
そこで今回は、長期休暇の残り期間別に、おすすめの自由研究テーマをご紹介します。小学校低学年向けと高学年向けに分かれていますので、ぜひ参考にしてみてください。
じっくり1ヵ月、長期間でできるおすすめの自由研究テーマ
夏休みのすべての期間を使ってじっくり研究に取り組みたいお子さまには以下のテーマがおすすめです。チャレンジしてみてはいかがでしょうか。
◆【低学年(1~3年生)】アリの巣の観察
アリを土ごと10匹ぐらい捕まえて透明な瓶に入れ、黒い紙で覆って2日間くらい置いておくと、アリが瓶の中に巣を作ります。巣の様子を1ヵ月間、スケッチしたりカメラで写真を撮ったりして観察してみましょう。
さまざまなエサを置いてみて、どのエサを好んだか記録したり、巣を少し崩してみて巣を直す様子を見てみたりしてもおもしろいですよ。
◆【高学年(4~6年生)】卵の殻を溶かす観察
酢を入れた瓶に卵をつけて殻が溶け出す様子を観察する研究です。卵や瓶全体の変化を毎日観察してみましょう。
卵の大きさや沈んでいる位置はどう変わるでしょうか。殻の周りはどうなっているでしょうか。スケッチをしたりカメラで写真を撮ったりして記録するといいですよ。
また、卵を途中で取り出して塩をかけると変化が見られます。合わせて実験してみましょう。
なお、危ないため瓶のふたは閉めず、紙などをのせておくようにしましょう。
残り1~2週間、中期間でできるおすすめの自由研究テーマ
以下のふたつは、休みの中盤頃からゆっくり自由研究をしようというお子さまにおすすめの自由研究です。ぜひ参考にしてみてください。
◆低学年(1~3年生)食塩の結晶作り
食塩が溶けきれなくなるほど濃い食塩水を作り、黒い食器に移してひなたと日陰に置いておくと食塩の結晶ができます。数時間ごとにそれぞれ結晶のでき具合を確認しましょう。
できた結晶は虫眼鏡などで拡大して観察し、スケッチしてみるといいですよ。また、汗やしょうゆ、海水などでも結晶ができるか同じように観察してみるのもおすすめです。
◆高学年(4~6年生)野菜のDNAを取り出してみよう
生物の設計図とも言われるDNAを野菜から取り出す本格的な実験です。
まず、水200ミリリットルに中性洗剤小さじ1杯、食塩小さじ2.5杯を入れます。次にタマネギやブロッコリーなどの野菜をすりつぶしたものを液体に加えて茶こしでこし、エタノールを注ぎ入れます。すると白い綿のようなDNAが浮いて出てきます。
DNAがどのように出てきたかを観察して、写真やイラストとともにまとめましょう。
残り3日! 超短期間でできるおすすめの自由研究テーマ
気がついたら休みもあと3日!というお子さまでも取り組める自由研究テーマを2つご紹介します。超短期間でも本格的な研究ができますのでおすすめですよ。
◆【低学年(1~3年生)】貝殻で写真立てを飾ろう
海に行く機会があったら、拾った貝殻を木工用ボンドで写真立てに貼りつけて飾ってみましょう。写真立てはお店で木製のものを買ってきてもいいですし、段ボールなどで手作りしてもいいですよ。
海に行ったときの写真を入れ込むと記念になりますよね。また貝殻を拾った日付や天気、砂場で拾ったか岩場で拾ったかといった採集場所などについてノートなどに記録をしておくと本格的な研究になります。
◆【高学年(4~6年生)】色の変わる飲み物づくり
マロウブルーという種類のハーブティーを3つのカップに入れ、ひとつにはレモン汁を、ひとつには重曹を入れてみましょう。残りのひとつは比較用で何も入れません。レモン汁や重曹を入れたコップはどのように色が変化するか観察しましょう。
観察結果はスケッチをしたり写真を撮ったりして記録してくださいね。またなぜ色が変わるのかについて、ハーブティーやレモン汁、重曹の性質を調べてみてもよいでしょう。
お子さまが興味をもってできる自由研究を
自由研究はその名のとおり、お子さまが自由な好奇心をもって取り組むことが大切です。お子さまがおもしろがって研究できるテーマを、保護者も一緒に探してあげましょう。レポートのまとめ方などは保護者がフォローしてあげてくださいね。世界にひとつだけの研究レポートが完成するはずですよ。
参考:
小学生・中学生の夏休みの自由研究 解決策特集 小学生用テーマ一覧
http://benesse.jp/jiyukenkyu/shogaku/