【世界の中学生〜インドネシア(7)〜】教育と規則正しい生活を重視する
世界の中学生をリサーチし、お届けする今回は、インドネシア在住のプットゥリさんのお宅にお邪魔しました。
お母さんに、子育てについて質問しました
——子育てで、何を一番大切にしていますか?
教育を大切にしています。現代は競争社会であるため、学校だけでなく塾にも通わせて、他人よりも良い成績を取ることが重要ですし、英語を習得することも必須だと考えているからです。私自身は親が英語塾に通わせてくれず、現在の生活で英語に関する不便を感じることがあるため、子どもには英語を勉強させたいのです。
——子どもに一番伝えたいことは何ですか?
規則正しい生活の重要性です。服装や身なりを清潔にすること、真面目であること、宗教的なモラルを理解してそれに従うこと、丁寧に挨拶すること……などですね。
イスラム教では、友人や親戚、お客様などに対して、子どもたちは丁寧に挨拶をしなければいけません。目上の人には右手を取り、その相手の手の甲を自分の額に当ててお辞儀をします。このようなインドネシアでは当たり前と考えられていることを、しっかりできるようになってほしいです。
——どんなときに子どもをほめますか?
子どもたちのモチベーションを上げるため、何かに成功したときにほめます。子どもたちは試験で学年10位以内に入ることが多いので、そのように成果を出したときに、あまりお金はかけませんが、ささやかなプレゼントをあげたりします。
また、お手伝いをしてくれたときなどもほめますね。たとえば部屋を片づけたときや、服にアイロンをかけたりしたときなど。勉強だけでなくいろいろな面でも、自立を促すためにほめるよう意識しています。
——どんなときに子どもを注意しますか?
姉妹が意見の食い違いで大ゲンカになるときです。また、起きるのが遅いときや遅刻したときなど、生活態度が良くないときにも注意します。社会で通用する人間になるために必要なことなので。