「赤ちゃん返りがなくてラク」は危険? 子どもの甘えたい気持ちを見逃さないで

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下の子が産まれると、上の子が赤ちゃん返りをするというのはよくある話ですよね。でも中には、「ウチの子は赤ちゃん返りをしないからラク」というかたもいるでしょう。では、赤ちゃん返りをしない子どもに対しては、何もしなくてよいのでしょうか?

この記事のポイント

実は赤ちゃん返りしている? 遅れて始まることも

赤ちゃん返りの代表的な姿といえば、「今までできたことができなくなった」「癇癪が増えた」「おねしょや夜泣きが復活した」というもの。でも、中にはちょっとわかりづらい赤ちゃん返りをする子どももいます。まずは、お子さまの姿をよーく観察してみてください。

「ちょっとだけすねる」「わざと保護者のかたから離れて遊ぶ」「トイレが近くなる」といった姿。もしかしたら、これらも赤ちゃん返りかもしれません。お姉ちゃん・お兄ちゃんになった自覚から、無理をしているだけという場合も。もちろん、がんばっていることは認めるべきですが、本当は我慢しているかもしれないということも理解してあげましょう。

また、赤ちゃん返りは下の子が産まれてすぐ現れるとは限りません。一年後など、ある程度下の子が大きくなってから、赤ちゃん返りが始まることもあります。

赤ちゃん返りをしない子もストレスは感じている?!

もちろん、まったく赤ちゃん返りをしないという子どももいるでしょう。これは、年齢やきょうだいの数、子どもの性格など、いろんな理由があります。ただ、赤ちゃん返りをしないからといって、何も感じていないかといえばそうではありません。

特に初めてきょうだいができた子どもにとっては、その環境の変化は非常に大きなもの。今まで100%もらっていた保護者のかたの愛情が、突然50%になってしまうのです。もちろん、気持ちの面では変わらず100%でしょう。でも、時間など目に見える部分で変化があるのは仕方ないことです。

小さな子どもにとって、環境の変化はストレスです。多かれ少なかれ負担がかかっているということは、忘れないであげてください。

意識して上の子と過ごす時間を作ろう

赤ちゃん返りをしている子どもに比べ、していない子どもは手がかかりません。だから、どうしても後回しにしがち。ラクではありますが、上の子への配慮も忘れないようにしてあげたいですね。

1日1回は抱きしめてあげる、上の子と2人きりで遊ぶ時間を作るなど、少しでもよいので関わる時間を作ってあげてください。そうすれば、ストレスや不安が軽減されます。赤ちゃん返りがないぶん、保護者のかたが意識してあげることが大切です。

まとめ & 実践 TIPS

赤ちゃん返りがないと、保護者のかたはとっラク。でも、少なからずストレスや不安は抱えているということは忘れないであげてください。下の子の育児で大変な中ではありますが、家族と協力しながら子育てを楽しんでいきましょう。

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