改めて考えたい!家庭の防災対策、きちんとできている?

 9月1日は、防災の日でした。この日に防災対策について考えたり、防災グッズの点検をするかたも多いのではないでしょうか。家族の人数や家族構成によって必要なものは変わってくると思いますが、みなさまのご家庭ではどのような防災対策をされているのでしょうか。アンケートに答えていただきました。


約半数のかたは「まだ準備できていない」と回答

 度重なる震災など、防災に対して不安を抱いている人は多いはず。しかし、気にしながらも自宅で防災対策を実施している人は、「準備万端」「準備途中」をあわせると38%。「まだ準備できていない」と答えた人は55%でした。

 

準備している人たちは、どんな防災グッズを準備しているのでしょうか。
多かったのは、「懐中電灯、ロウソク」で17%、次に飲料水が13%でした。電池やティッシュペーパーなどを備蓄されている人も少なくありませんでした。

 

2015年の防災の日には、経済産業省が簡易トイレ、トイレットペーパーの備蓄を呼びかけていました。ニュースでご覧になった人もいると思います。これは、大規模災害で、上下水道が止まると、トイレ不足が深刻化すると考えられているため。トイレットペーパーは、各家庭で1ヵ月分は備蓄しておくようにニュースで言われていました。家族が多いと収納場所も大変そうですが…。
いずれにしてもトイレは大事な問題。今後、防災グッズを準備する上で検討課題といえそうです。



もしものときのために家族でルールを作っておこう

 震災は、いつ起こるかわかりません。家族がみんないっしょにいるときとは限らないので、離れていてもそれぞれがきちんと対応できるように、待ち合わせ場所や連絡の取り方などを決めておくとよいでしょう。
しかし、時間があるときに…と後回しにしがち。実際、子どもと「防災について話したことがある」というかたは37%、「話したことがない」かたは45%でした。地震大国といわれる日本にいる限り、考えずにはいられない問題です。この機会にぜひ、家族で防災のお話をしてみてはいかがでしょうか。

 

地域によっては防災訓練をしている自治体などもあるようです。ルールを決めるだけでなく、実際に参加して体験しておくことで、非常事態にも備えられるはず。ちなみに、防災訓練に参加したことが「ある」という人は24%。ほとんどの人が「ない」と回答しています。訓練も知っていると知らないとではいざというときの対応も違ってくるはず。子どもを含めて、家族で参加することをおすすめします。

 

 

【アンケートについて】

■調査地域:全国

■調査対象:お子さまをお持ちの保護者のかた

■調査期間:2015年7月13日~2015年7月27日

■調査手法:「Yahoo!クラウドソーシング」におけるWebアンケート

■有効回答数:2,985名

 

 


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