自由研究「手伝う派」の保護者が教える 親子で楽しむためのコツ

自由研究「手伝う派」の保護者が教える 親子で楽しむためのコツ夏休みの自由研究は「手伝う派」。そんな保護者の中には、自由研究の目的を、「いろいろなやり方を知るよい経験」「親子で一緒に学ぶよい機会」ととらえているかたも多くいるようだ。あくまで主体は子どもだが、自由研究を楽しくサポートし親子で楽しむコツを、ベネッセ教育情報サイトのメンバーのかたの体験コメントを交えながら紹介する。

 

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●家族で楽しめるテーマを選ぶ
子どもがすぐにテーマを決められないときは、本人と家族の共通趣味をテーマにするのも手。釣り好きな父と息子なら、海や魚にまつわること、家族で野球が好きならば、野球場やチームの歴史を調べてみるなど、家族の楽しみとテーマを合わせれば、自然と手助けができます。実験などは、家族みんなで休日にやってもよいですね。気楽にスタートできるような声かけを!

 

・「わたしと娘は近所のカフェが好きなので、カフェの人気の秘密をさぐることに。ふたりで調査のため、何度もお茶しました。娘はウエートレスさんや料理担当のかた、店長にもインタビューをしていました。『一緒に楽しむ』のが手助けのコツです」
・「アサガオの花の色水調べをしました。砂糖や塩や重曹やレモン汁などを加えて、色の変化を見ました。1日でできる実験なので、家族みんなで楽しみました」

 

なかだるみ中には、視点を変えるきっかけ
途中で飽きたり、調べものが中断しているようななかだるみ期には、そこまでのがんばりを具体的にほめてあげつつ、少し視点を変えて新鮮な気分で取り組めるよう、手伝ってあげたいものです。たとえ家での植物観察でも、「近所の畑を見てみようか」「農協の人に話を聞いてみようか」など、外へ行くと楽しい気分になれます。

 

・「観察日記がめんどうになっていたので、『今日はママに写真とらせて。どうやるの?』と教えてもらいつつ、「よくがんばっているねー」とほめちぎりました」
・「海の調査をしていたので、ビーチに遊びで行き、『この貝も自由研究の飾りに使えそうだねー』など声かけ。再スタートのキッカケになりました」

 

「手伝う派」のかたが陥りがちなのが、大人の感覚で、子どものやり方や考えをつい否定してしまうこと。親の予想とは違うものができ上がることもありますが、子どもの達成感のある顔と、親子で学ぶ体験ができたことを、何より喜ぶことが大事ではないでしょうか。

 

出典:<手伝う派>は、自由研究を家族イベントにしても。一緒に学びを楽しむ姿勢でOK! -ベネッセ教育情報サイト

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