自由研究にも最適 専門スタッフが教える博物館の楽しみ方
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歴史・芸術・民俗・産業・自然科学などに関する資料を集めて整理・展示し、その資料に関する調査研究を行う「博物館」。「学校で見学に行く場所」というイメージが強いが、親子でも気軽に楽しめるうえ、夏休みの自由研究にも役立つ要素が満載だ。ベネッセ教育情報サイトでは、家族で博物館を楽しむヒントを、国立科学博物館事業推進部学習企画・調整課の岩崎誠司氏、神島智美氏に伺った。
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博物館内はとても広く、展示内容も豊富です。教科書や図鑑でしか見たことがない世界が目の前に広がるため、『立体的な図鑑』と言えます。どこから見学したらよいか迷ってしまうかたのために、お子さまの年齢別に楽しめる見学法をご紹介しましょう。
● 幼児におすすめ
世界の多様さ・不思議さを、ぜひ博物館で楽しんでほしいですね。普段の生活や絵本の中で見たことのある植物や動物を探したり、子どもの好きな色や形に注目したりして、お子さまが興味を示すところだけ回るのがよいでしょう。
● 小学生におすすめ
博物館のホームページなどで、来館前にどのエリアを回るか、子どもと話し合ってから出かけてみてはいかがですか? 博物館がすすめるコースや学習シート(国立科学博物館が作成しており、ホームページよりダウンロード可能)などを活用するとよいでしょう。
● 中学生におすすめ
学校での学びを確認する場として博物館を活用していただけるとうれしいです。たとえば、「地理」で学ぶ気候と、「生物」で学ぶ生き物など、教科書で学ぶ断片的な情報を、博物館では同時に確認することができるので、より理解が深まるはずです。
館内を見学する際には、お子さまの興味を大切に、気付きや関心を受け止めて、ぜひ共感してあげてください。お子さまの疑問や質問に正しく答えられないことがあってもいいのです。家庭内で、博物館をきっかけに会話が盛り上がり、親子で調べるなどしてくれたらうれしいです。博物館は、お子さまの感性を刺激し、新たな興味を引き出す工夫がされていますので、ぜひご家族でお出かけください。
出典:おもしろくて、ためになる! 博物館の歩き方【前編】見学編 -ベネッセ教育情報サイト
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