手帳のプロ直伝! 子どもの自主性を育てる時間管理術とは?
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「計画表を書いてもそれっきり」など、子どもが時間を上手に使えていないとお悩みの保護者のかたは多いだろう。そこで、「親子の時間管理術」講座を開催され、大人気の手帳(アクションプランナー)をプロデュースされている佐々木かをり氏に、子どもが自ら考え、計画・行動できるようになる時間管理術について伺った。
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学校に塾、部活に習い事、遊びにお手伝いと、子どもの毎日はけっこう忙しいものです。しかし「時間をどう使うか」を子どもまかせにしていると、予定時間内では勉強が終わらなかった……といったことが起こり、時間管理がスムーズにいきません。結局、保護者が子どもの時間と計画に口を出し、管理してしまう場合が多いようです。
保護者が子どもの時間を管理すれば、時間は効率よく使えるし、約束は守られるし、子どもは保護者の指示に沿って動きます。しかし、それで本当によいのでしょうか。子どもはただ、親にやれと言われたことをやっているだけで、本人の意志はありません。
わたしは、時間管理とは「何かをやろうと決めたときに、自分を動かせる仕組み」だと考えています。そして、この「自分を動かす」ための時間管理術を、子どものうちから身に付けていってほしいと願っています。なぜなら、いつ何をするかを自分で決め、それを実現するために自ら動いたという体験は、自信になり、学習意欲や計画力、自主性などを育むことにもつながるからです。
「時間管理の力がある」とは、すなわち子どもが自ら考え、行動できる、自主性があるということです。
子どもの「やりたい!」という意志や「できた!」という喜びが反映される、子ども自身による時間管理のポイントとなるのが、手帳(スケジュール帳)選びと保護者の関わり方です。
大人もそうですが、特に子どもは「手帳には、勉強に関わることしか書いてはいけない」という先入観があります。しかし「自分を予約する」手帳には、勉強のほかにも、遊ぶ時間、ゆっくりと過ごす時間といった《楽しい時間》もすべてを書き込んで「自分を予約」します。そうすることで、自分の時間、自分の生活がよく見えるようになります。
保護者は、お子さまがハッピーな表情になることをイメージして、子どもの《楽しい時間》も含めた時間管理をサポートしてあげましょう。
出典:《計画する力》が身につく、子どもの時間管理術 ~基本編~ -ベネッセ教育情報サイト
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