超難関校としてはかなり易しい開成中・理科の入試問題 合格には90%以上の正解必要

2012年度入試問題の分析結果をもとにして、Tサイエンス主宰の恒成国雄氏が、理科入試の出題傾向と今後の対策について解説する。
※以下は、2012年4月に開催された森上教育研究所主催「わが子が伸びる親の『技』研究会」セミナーでの恒成先生の講演を抄録したものです。

 

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【開成中 2012年度入試問題・理科】

 

2011年度よりも問題の難易度は下がりました。超難関校としてはかなり易しい問題のため、合格には90~95%の正解が必要です。理科ではほとんど差が付きません。

 

大問1は化学分野の「気体」の問題です。問4、5の計算をまちがえないように丁寧に解きましょう。

 

大問2は生物分野の「植物」の問題です。問1のアサガオの花の特徴は意外に盲点です。しっかり確認しておきましょう。

 

大問3は物理分野の「電気」の問題です。「電気」としては易しい問題でしたので、全問正解の受験生が多かったのではないかと思います。「合否を分けた1題」ですから、この大問3でミスをしないことが大事です。

 

大問4は地学「天体」の問題です。問1は、四季の移ろいなどに常に敏感に、「生活感」を持って解きましょう。

 

開成中の理科は、物理・化学から手をつけていけばよいでしょう。合格に必要な得点率は90%です。

 

出典:2012年度入試問題 学校別分析【麻布中、筑波大学附属駒場中、開成中】<理科> -ベネッセ教育情報サイト

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