8割以上が手洗い・うがいの徹底 インフルエンザ予防措置の現状は?

アンケート期間:2014/12/10~2014/12/16 回答者数:396名
アンケート対象:年少~高校生のお子さまをお持ちの保護者
※百分比(%)は小数点第2位を四捨五入して表示した。四捨五入の結果、各々の項目の数値の和が100%とならない場合がある

8割以上が手洗い・うがいの徹底 インフルエンザ予防措置の現状は?


木枯らしが吹きすさぶ寒い季節になってくると、体調を崩しやすくなるもの。なかでもインフルエンザは、流行すると学級閉鎖やさらに学校閉鎖につながることもあり、やっかいなものと考える保護者も多いことでしょう。
今回は、そんなインフルエンザについて見ていきましょう。



昨年発症した子どもは2割に満たず でも発症したらその影響は……

まず昨年お子さまがインフルエンザにかかったかを伺うと、「かかった」という答えは今回のアンケートにご協力いただいた回答者数の中では2割に満たない結果となりました。しかし、ニュースでは例年よりも早くインフルエンザが流行していると報じられており、やはり引き続きインフルエンザへの感染を警戒する保護者は多くいるのではないでしょうか。いざお子さまがインフルエンザにかかってしまうと……
「とにかく熱が出て何も食べられないのがかわいそう」といったように、子どもだけがつらい思いをするばかりではなく、「家族にインフルエンザ患者がいると父親が仕事を休まなければならない」「自分もうつるのではないかと心配した」といった声にもあるように、その感染の可能性から、周囲の人にとっても、いろいろと行動が制約されてしまうという影響が出てきます。

【図1 去年、お子さまはインフルエンザにかかりましたか?】

図1 去年、お子さまはインフルエンザにかかりましたか?

お子さまがインフルエンザにかかり学校や園を休んだ場合、日数は3日以上になるケースがほとんどで、介抱する保護者の負担も決して軽いものではないでしょう。アンケートでは、インフルエンザにかかった場合のいろいろな不具合が、改めて浮き彫りになりました。

【図2 インフルエンザで学校や園を休んだ日数は何日ですか?】

図2 インフルエンザで学校や園を休んだ日数は何日ですか?



発症時期は1月~3月に集中 2月がピークに

発症の怖いインフルエンザですが、流行する季節はある程度絞られるもの。アンケート結果でも、2月をピークに1~3月の間に集中して発症する傾向がみてとれました。あらかじめ発症する時期がわかっていれば、いろいろと予防措置をとることも可能なはず。次に、インフルエンザの予防措置について伺いました。

【図3 インフルエンザにかかったのは何月ごろですか?】

図3 インフルエンザにかかったのは何月ごろですか?

まず、予防接種を受けたか伺ったところ、「受けた」という回答が半数以上を占める結果となりました。やはり予防接種を受け感染を防ぐ保護者が多いようです。また、お子さまがインフルエンザにかかる頻度について伺うと、毎年かかっているというケースはかなりまれで、予防接種を「受けなかった」と回答している理由はそこにもあるのかもしれません。

【図4 お子さまは今年、インフルエンザの予防接種を受けましたか?】

図4 お子さまは今年、インフルエンザの予防接種を受けましたか?

【図5 お子さまがインフルエンザにかかるのはどれくらいの頻度ですか?】

図5 お子さまがインフルエンザにかかるのはどれくらいの頻度ですか?

感染を防ぐには予防接種以外にもいろいろと対策はあるもの。アンケートでも「うがい」「手洗い」「マスク」という、既に予防の3種の神器ともいうべき対策を行っている、という回答が多くを占めました。また「人ごみに出かけない」など出かける場所にも気を付けているかたも2割以上おり、
インフルエンザの予防のためには、予防接種だけではなく、日常で行える細かい予防対策も重視されている傾向が見てとれました。

【図6 お子さまがインフルエンザにかからないように、普段気を付けていることがあれば教えてください。(複数回答)】

図6 お子さまがインフルエンザにかからないように、普段気を付けていることがあれば教えてください。(複数回答)

発症する頻度が少なくても、いざ感染してしまうとお子さまも保護者もつらい思いをするのがインフルエンザ。日々の対策である「うがい」「手洗い」「マスク」をお子さまに徹底させるのはなかなか大変なことではありますが、家族みんなのためにも、水際で食い止めたいものです。
アンケートでは「はちみつしょうがを食べさせたり、ジンジャーティーを飲ませる」といったように、家庭独自の対策をとっている、という声もみられました。寒い季節ということもあり、お子さまと共に「ほっ」とできるような、そんな「対策」を考えるのもよいかもしれません。


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