これだけは守りたい! スマホの扱いで気をつけたい3つのこと 保護者編

 携帯電話やスマートフォン、タブレット端末などの普及によって、インターネットはますます私たちの生活に身近になりました。最近は、子どもたちも自分の携帯電話を持ち、メールや調べ物、ゲームなどを利用することも多くなりました。一方で、有害情報サイトなどにアクセスし、犯罪やトラブルに巻き込まれるケースも絶えません。そこで、親としてスマホとどう向き合うか、「親子で学ぶスマホのオキテ」の特集などもあるタブロイド編集長の松内洋平氏にお話をうかがいました。

 

 


プライバシー・個人情報の流出の事例とその対策

 最近よくSNSアカウントの乗っ取り事件が報道されますが、そのほとんどはIDとパスワードの使い回しが原因で起きています。使い回していると、どこか1つのサービスで個人情報が漏れてしまうだけで他のサービスすべてが危険にさらされます。いくつものIDとパスワードを覚えるのは難しいので、管理アプリを使いましょう。パソコンでもスマホでもいくつかあります。

 

また、意外と見落としがちなのが、SNSの公開設定です。IDやパスワードが漏れていなくても、実名、メールアドレス、顔写真などをSNS上に全体公開すれば、個人情報が筒抜けです。公開範囲は狭くしておくくらいでいいでしょう。

 

 

料金の高額請求があった場合の対処法(携帯電話会社に相談して解決するのか? など)

 まずは契約している携帯電話会社に相談してください。それでも解決できない場合は消費者センターに問い合わせるようにしてください。

 

 

中高生への利用制限(閲覧制限、料金の制限やアラート)などのまめ知識

 コンテンツ利用料金がかかりすぎてしまう場合は、携帯電話会社に申し込めば毎月の上限金額を設定できます。有効に活用してください。

 

一方、コンテンツ制限は難しいです。各携帯電話会社でも不適切なサイトをフィルタリングするサービスは提供しているのですが、子どもたちがそれを上回って対策をしてくるので、当面は完璧にはできないのではないでしょうか。

 

 

協力:タブロイド(http://www.tabroid.jp/

35歳以上の男性へ向けて、スマートデバイス情報をわかりやすく解説するサイトです。よく聞く用語の解説やアプリの使い方、気をつけるべきセキュリティ情報などが盛りだくさん。また、子をもつお父さん向けの連載「親子で学ぶスマホのオキテ」も人気です。スマートフォンを文字通り「スマート」に使いこなすための情報を提供しています。

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