スマホを子どもに与える前に保護者として知っておきたいこと

 子どもといつでも連絡がとれるスマートフォン(スマホ)は、防犯にも役立ち、子どもの好奇心を高めることができる便利な道具です。しかし、スマホに関するトラブルに巻き込まれる子どもも後を絶ちません。トラブルを防ぎ、スマホを活用するにはどうすればよいのか、保護者のかたにも学ばなければならないことはたくさんあります。どんなことを知っておくべきなのでしょうか?

SNSの仕組みを理解しておく

 子どもがもっとも巻き込まれやすいスマホトラブルは、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)に関するものでしょう。知らない人とつながることもできるため悪意のある人と連絡をとってしまったり、依存症的になって他のことが手につかなくなってしまったりという可能性があります。
SNSのグループ機能を使ったいじめも近年ニュースになることが増えました。保護者のかたがSNSの仕組みを理解し、子どもが何を使っているのか、どういう使い方をしているのかを把握する必要があるでしょう。

フィルタリングサービスを使う

 スマホ各社が用意している未成年向けのフィルタリングサービスを利用しましょう。フィルタリングサービスは有害サイトへのアクセスを制限してくれるもので、年齢に応じていくつかの段階があります。また、SNSにも、知らない人と連絡が取れないようにするなどのフィルタリングサービスがあります。

利用規約は親がしっかり読んでおく

 スマホに関するサービスには、必ず「利用規約」があります。すべて読むのは大変なことですが、内容を確認するのは大切なことです。親子でじっくりと時間をかけ、必要に応じて調べたり、解説したりしながら読むことをおすすめします。

クレジットカードの情報は保存しない

 子どものスマホトラブルで多いのが、保護者のかたが知らないうちに有料ゲームなどに課金して高額な請求がきてしまうというもの。子ども自身の知識と危機感が足りないことも原因ですが、一度登録した保護者のかたのクレジットカードの情報がそのまま残っていたり、スマホの毎月の利用料と一緒に請求される設定になっていたりという保護者のかたの意識の低さも原因です。子どもが課金できないよう設定を見直す必要があるでしょう。

個人情報には十分注意する

 住所、電話番号、メールアドレス、顔写真など、一度ネット上で個人情報が広まってしまうと、完全に削除することは難しくなります。悪用されると日々の生活が脅かされてしまう可能性もあるものです。「知り合いしか見ていないだろう」と思っても、スマホは常に世界中の人とつながっています。保護者のかた自身もそのことに気をつけ、子どもによく言い聞かせてください。

最近では、保護者のかたもスマホ依存症になっているなど、子どもの手本になれない人も多くいるようです。子どもにスマホを買い与える前に、自分自身のスマホの使い方を見つめ直し、子どもにどう教えていくべきかを考えてみてはいかがでしょうか?

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