苦労した自由研究も、周囲からの反応で「やってよかった」と達成感
夏休みの宿題の中でも、苦労するのが自由研究。ベネッセ教育情報サイトが、小学生の子どもを持つ保護者に行ったオンラインアンケートでは、約6割が夏休み終了の10日前に自由研究を完成させていることがわかった。(アンケート期間:2008年8月/回答者数:1,305名)。がんばって提出した自由研究はどのように評価されるのだろうか。アンケートに寄せられたコメントから、具体例を紹介する。
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●テーマ:本に載っている生き物の実写をし、実物はどうであったか紹介
【評価】クラスで一人ひとり発表会があり、数日にわたり発表しました。妙な生き物をたくさん紹介したため大好評だったようです。笑いが取れたことが嬉しそうでした。例年になく楽しんで熱心にやっていたのでよかったです。
●テーマ:北海道旅行記
【評価】内容的にはよい評価をいただきました。けれども、すんでいる自治体の社会科の研究発表には、旅行記を出すことができないので、申し訳なかったと先生から連絡がありました。時間をかけてがんばったので、子どもがとても残念がりました。
●テーマ:家庭でできるエコ対策
【評価】学校の作品展で「大賞」をもらい、喜んでいました。この賞は6年生と先生がたが全校生徒の作品の中で「これはよいなあ」と思ったものを選ぶものです。
先生や友達からの反応で「やってよかった」という達成感を味わっているようです。友達に「すごいね」「どうやったの? 教えて」などと言われることは大きな自信と満足になります。こうした経験が「来年はなにをしようかな」という意欲につながっていきます。
また、学年が上がり、自由研究にも慣れてきたなら、コンクールへの提出を目標にして研究することも、面白い挑戦です。いろいろなテーマのコンクールが開催されていますから、お子さまの興味に合うものを選んであげるとよいでしょう。