【自由研究情報(4)】自由研究完成は8月下旬が多数派。さて、提出した自由研究、どう評価される?

アンケート期間 2008/08/13~2008/08/14 回答者数:1,305人
アンケート対象:全国の本サイトメンバー
※百分比(%)は小数点第2位を四捨五入して表示した。四捨五入の結果、各々の項目の数値の和が100%とならない場合がある

小学生の夏休みの宿題の中でも、約4割の人が《最も手こずる》と答えた自由研究(本サイト実施のアンケート結果より)。今回は、その自由研究の完成時期と、提出後の評価に焦点を当てていきます。



自由研究完成は8月下旬が約6割でピーク。特に最終3日間は熱い!

自由研究の完成時期のピークは8/21以降で、6割弱。「夏休み終了が8/19、8/20」というコメントもあり、実際は6割以上が夏休み終了10日前ごろに、自由研究を完成させていることがわかります。なかでも8月末の3日間(8/29~8/31)+「8月末」に完成が3割以上! 「8/31の夕食後に終わりました!」「ほとんど9/1と言ってよい8/31です」などの保護者のかたのコメントには「もうちょっと早くやればよいのに……」という思いがにじみ出ています。しかし、植物観察のような場合は仕方がないですし、6年生の保護者からは「受験のために時間が取れなかった」という声もありました。



お盆あたり(8/11~20)に完成も、約3割弱

一方で、お盆の時期に完成という回答も約3割弱。保護者のかたの仕事の休みなどを利用して、家族で協力しながら仕上げているのかもしれませんね。この時期に完成すれば、見直しの余裕もあるし、気分もラク。ぜひ、お盆の風物詩に、自由研究を加えてはいかがでしょうか?

【図1 自由研究が終わったのは、いつごろでしたか?】

図1 自由研究が終わったのは、いつごろでしたか?



がんばって提出した自由研究。その評価は?

さて、自由研究は、どのように評価されるのでしょうか。アンケートからは「点数はつかない」「先生のコメントや評価をいただけるかどうかは、学校しだい」「みんなの作品を展示して、それを保護者が見る機会がある」「学校で賞がある」「自治体や企業などのコンクールや賞に出品することになった」など、さまざまでした。

では、実際にはどんな評価をもらったのか、いくつかご紹介します。

●研究テーマ:お天気調べ
【評価】賞などはありません。でも今年でこの自由研究は3年目なので、先生も友達も去年より関心を示してくれたようです。得意げに話していました。

●研究テーマ:本『へんないきもの』(早川いくを著)に載っている生き物の実写をし、実物はどうであったか紹介
【評価】クラスで一人ひとり発表会があり、数日にわたり発表しました。妙な生き物をたくさん紹介したため大好評だったようです。笑いが取れたことが嬉しそうでした。例年になく楽しんで熱心にやっていたので良かったです。

●研究テーマ:北海道旅行記
【評価】内容的には、良い評価をいただきましたが、市の社会科の研究発表には、旅行記を出すことができないので、申し訳なかったと先生から連絡がありました。時間をかけてがんばったのに評価が得られなかったことを、子どもがとても残念がりました。

●研究テーマ:家庭でできるエコ対策
【評価】学校の作品展で「大賞」をもらい、喜んでいました。この賞は6年生と先生方が全校生徒の作品の中で「これは良いなあ」と思ったものを選ぶものです。

●研究テーマ:夏に見られる虫の写真を撮って、その虫の特徴などを調べる
【評価】評価は特にされませんでしたが、クラスメートに「スゴーイ」「この虫は何?」と聞かれたりしたようです。写真を貼るだけでなく、タイトルやバックにも装飾をするなど、楽しく自由研究をしているようでした。



賞はなくても、先生や友達からの反応で、子どもたちは大満足!

子どもたちは先生からの注目やコメントで、十分「やって良かった!」という達成感を味わっているようです。また、友達に「すごいね!」「どうやったの? 教えて!」など言われることは大きな自信と満足に。近所の人に「作品、見たよ!」と声をかけられるだけでもうれしいことがアンケートの回答からもわかります。こうした経験が、「来年は何をしようかな!」という意欲につながっていくのですね。



保護者のかたは、子どもたちのがんばった過程と成長を、なにより評価

一方で、たとえ作品の仕上がりはつたなく、先生や友達からの評価が良くなくても、子ども自身のなかに「自分でやりきった達成感」を感じ、成長を喜んでいる保護者のかたも多いでしょう。自主的に、計画的に研究した過程は、保護者のかたしか評価してあげられません。「よく自分で工夫したね」「お母さんはすごいと思うよ」などの言葉がけで、子ども自身も自信をもっていきます。



子ども自身が賞を意識しはじめたら、狙ってみるのも

賞のためにやるものでは決してありませんが、学齢が上がり、自由研究にも慣れてきたなら、コンクールへの提出を目標にして研究することも、面白い挑戦です。
ただし、賞を意識するあまりに、保護者のかたが手や口を出しすぎるのは、もちろん反則です。いろいろなテーマのコンクールが開催されています。お子さまの興味に合うものを選んであげると良いですね。



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