大学入試の英語長文読解のコツと勉強法 音読は10回以上繰り返そう

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大学入試英語で「英語長文読解ができない」と嘆く受験生は少なくありません。語数が多く時間もかかるため、勉強自体が億劫になってしまう場合もあるでしょう。

英語長文読解を克服するには、まず英語力に課題があるのか読解力に課題があるのかの見極めが重要です。

この記事のポイント

英語長文読解は4タイプある

英語長文読解問題には大きく分けて4つのタイプがあります。

● フレーズ・文補充問題:適切な単語・フレーズ・短文を入れる
● 要約問題:まとまった英文を読み、内容を要約する
● 標準的な長文読解:筆者の主張や根拠、データなどを読み取る
● 複数文書の読解:複数の文書やメールなどから情報を読み取る

フレーズ・文補充問題は文脈に合った適切な表現や文を入れる問題です。東京大学、慶応大学(理工学部)、早稲田大学(政治経済学部)などで出題。TOEIC L&RのPart6もこのタイプです。

要約問題は、東京大学、名古屋大学、広島大学などで出題。難易度が比較的高めです。

標準的な長文読解では、和訳・内容一致・内容説明問題が中心。多くの大学で出題されているポピュラーなタイプです。

複数文書の読解の典型例はTOEICのPart7。大学入試の個別試験では、あまり見られません。

英語長文読解を日本語で解くと対策ポイントが見える

「英語長文読解は苦手」と感じるなら、まずは日本語で解いてみましょう。いきなり英語で挑むと、英語力と読解力のどちらが問題なのか分かりにくいからです。

<日本語で解くための準備>

 ● 問題文・解答選択肢の和訳がある解説付き過去問題集を入手
 ● 解説の和訳部分をコピーして、元の問題と同形式でノートに貼り付ける

「日本語で読めば解ける」なら、英語力を強化すればOK。日本語で解くのも難しいなら、まずは読解力強化がポイントです。

長文読解に必要な英単語・英文法は音読で強化

英語力強化では、英単語力と英文法力を鍛えましょう。しかし、ただ覚えるだけでは不十分。「知っている」から「分かる・使える」にしなければなりません。

「分かる・使える」にするには、その単語や文法が使われた文章をたくさん読む必要があります。そうした文章を難解も音読しましょう。英文の内容を理解したあとで何度も音読すると、英語表現が定着しやすくなると言われています。

音声データ付きの教材(最も手軽なのは学校の教科書)で音読をしてみてください。英文の内容を理解できたら、音声を聞きながら英文を黙読。音が分かったら、音声を1文ずつ区切って真似して発音しましょう。

一通り音読できるようになったら、さらに10回程度繰り返し音読します。

まとめ & 実践 TIPS

大学入試の英語長文読解対策は、まず和訳で問題を解いて読解力が十分か見極めましょう。

読解力に課題があるなら読解力強化からスタート。日本語であれば解けるなら、英単語と英文法を強化してください。

英単語・英文法強化には音読が有効だと言われています。音声付き教材を使い、10回以上音読して定着させましょう。

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