学校で動物を飼っている子どもが約半数！

アンケート期間　2011/01/19～2011/01/20　回答者数：2,615人
アンケート対象：全国の本サイトメンバー　幼稚園児・保育園児～中学生の子どもを持つ保護者

※百分比（％）は小数点第2位を四捨五入して表示した。四捨五入の結果、各々の項目の数値の和が100％とならない場合がある

今回のテーマは、学校やクラスでの動物の飼育。生き物を大切にする心、生命に対する責任など、動物の飼育から学べるものはさまざまです。では、保護者は、学校・クラスでの飼育をどう捉えているでしょうか。
今回は幼稚園・保育園児から中学生のお子さまをお持ちの保護者を対象に、学校・クラスで飼育している動物の種類、誰が世話をしているかなど、さまざまな角度からアンケートを行いました。保護者自身の飼育についての思い出・エピソードもご紹介します。

最初に、お子さまの学校でどんな動物を飼っているかを伺いました。また、その動物を誰が世話しているかもお聞きしています。

【図1　お子さまの学校では、どんな動物を飼っていますか？（全体）】

注：複数回答

【図2　お子さまの学校では、どんな動物を飼っていますか？　当てはまるものをすべてお選びください（学校段階別）】

注：複数回答

【図3　図1で回答された動物の世話はどなたがされていますか？　近いものをお選びください】

【図4　学校の動物の世話に関わる子どもたちは、以下のどれに近いですか？】

注：図3で「よくわからない」と回答した保護者以外が対象

「子どもの学校では動物を飼っていない」という保護者は、約47％。つまり、残りの約53％の保護者が「子どもの学校では何らかの動物を飼っている」と回答していることになります。
学校で飼育している動物で多かったのは、ウサギと魚でした。
学校別に見ると、動物を飼っているのは小学校に多く、80％以上に達しました。ところが中学校では、飼育している学校が約20％にまで激減しています。
一方、学校で飼育している動物の世話については、「大部分は子どもたちがしている」という回答が半数近く（図3参照）。「飼育係・飼育委員」のお子さまが世話をするという回答が多数でした（図4参照）。
また、「学校や園の大人」が「学校での飼育動物の世話を手伝う」「大部分の世話をする」という回答も約33％。ウサギやニワトリなど、世話に手がかかる動物を飼育している学校もあるため、お子さまをフォローしたり、代わりに世話をしたりするケースがあるのかもしれません。

続いて、クラスでどんな動物を飼っているか、また誰が世話をしているかを伺いました。

【図5　お子さまのクラスでは、どんな動物を飼っていますか？（全体）】

注：複数回答

【図6　お子さまのクラスでは、どんな動物を飼っていますか？（学校段階別）】

注：複数回答

【図7　図5で回答された動物の世話はどなたがされていますか？　近いものをお選びください】

【図8　クラスの動物の世話に関わる子どもたちは、以下のどれに近いですか？】

注：図7で「よくわからない」と回答した保護者以外が対象

「子どものクラスでは動物を飼っていない」という保護者が8割以上を占めており、「何らかの動物を飼っている」という保護者は2割ほど。学校での飼育の半数にも及ばないことになります。
クラスで飼っている動物で最も多かったのは、魚でした。図6を見ると、飼っている割合はどの学校でも一番高くなっています。
一方、世話はお子さまがしていることが多く、「大部分は子どもたちが世話している」という保護者は約7割に達しました（図7参照）。「飼育係・飼育委員」のお子さまが世話をすることが多いのは、学校での飼育と同じですね（図8参照）。
クラスでの飼育に大人があまりかかわっていないのは、魚やカメ、カブトムシ・クワガタといった昆虫を飼うことが多く、比較的手がかからないためではないでしょうか。