中学受験(検)は、保護者にとっても成長のチャンス!【後編】

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受験(検)をとおして親子の関係も変わる!

続いて伺ったのは、受験(検)によって生まれた、お子さまとの関係や保護者自身の変化について。どんな変化があったのでしょうか。また、保護者が感じた達成感や保護者自身の成長についても伺っています。

【図3 中学受験(検)をとおして、あなたとお子さまの関係に変化がありましたか?】
図3 中学受験(検)をとおして、あなたとお子さまの関係に変化がありましたか?

【図4 お子さまの中学受験(検)をとおして、あなた自身に変化はありましたか?】
図4 お子さまの中学受験(検)をとおして、あなた自身に変化はありましたか?

【図5 お子さまの中学受験(検)をとおして、達成感を感じたり、あなた自身の成長を実感したりしましたか?】
図5 お子さまの中学受験(検)をとおして、達成感を感じたり、あなた自身の成長を実感したりしましたか?


「子どもとの関係に変化があった」と答えた保護者は、全体の約4割。具体的には、「受験(検)すると自分で言い出してからは、心構えや苦手教科についてなど、受験(検)についてのいろいろなことを親子で話し合うようになりました」「願書に書く志望理由について子どもの考えをまとめるのを手伝ったりしたのを機に、将来について話し合う機会が以前よりずっと増えました」など、会話が増えたという声がたくさん寄せられています。時には、受験(検)に関してお子さまと口論になることもあったようですが、「受験(検)をとおして、勉強だけでなく、生活において一人でできることが増えるなど、子どもの成長を感じます」という保護者の声が大半でした。
一方、「保護者自身の変化」では、約半数の保護者が「変化があった」と答えました。どう変わったかについては、「ほかのお子さんと比較するのではなく、自分たち親子のスタンスで物ごとを見られるようになりました」「親が思っている以上に、子どもはがんばっているし、力もあることを実感しました。だから今は、悪いところを叱るばかりでなく、心から応援して、良いところを伸ばしてあげたいと思っています」「塾に通わせずに合格させたことによって、子どもの教育に自信がつきました」など、子育ての仕方についての声が目立ちました。

お子さまの受験(検)によって生まれたのは、変化だけではありません。半数以上の保護者が、「子どもの受験(検)をとおして達成感や自分の成長を実感した」と答えています(図5参照)。「合格の喜びを子どもとわかち合った時に、『やり遂げた』という気持ちがこみ上げてきました」など、やはりお子さまの合格を知った時に達成感を感じる保護者が多いようです。ただ、不合格だった場合でも、子どもの努力を認め、結果を冷静に受け止めることで、「自分の成長を実感した」という保護者も少なからずいました。


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