小学生保護者向けセミナー「先輩大学生たちの事例を紹介 将来やりたいことを見つける力」一部ご紹介
- 育児・子育て
お子さまに「将来やりたいことを見つけて、夢に向かってがんばっていってほしい」と思っているかたも多いでしょう。とはいえ、やりたいことがなかなか見つからない様子にヤキモキしたり、やりたいことを見つけるためのサポートができず不安になることもあるのではないでしょうか。
そんな小学生保護者の悩みの解消をめざしたセミナー「先輩大学生たちの事例を紹介 将来やりたいことを見つける力」を2024年12月14日に開催。大学生の先輩たちの体験談をもとに、将来やりたいことを見つけて、自信を持って自分の人生を切り開いていくためのヒントを紹介しました。20年以上の小学校教員経験を持つベネッセ教育総合研究所・庄子寛之研究員と先輩チューターの立教大学文学部4年・さーやさんのナビゲートで行った当日の様子を一部ご紹介します。
<セミナープログラム>
自分の未来を切り開くために小・中学生で大切にしておきたい4つのこと
庄子: 本日のテーマは将来やりたいことを見つける力です。お子さまが自信を持って自分の人生を切り開いていくために必要なことを「ゼミ」の先輩大学生たちの事例も紹介しながらお話しする予定です。たくさんの大学生が出てきますので、ぜひお子さまの5年後、10年後をイメージしながら聞いてくださいね。
さーや: 立教大学文学部4年のさーやと申します。 先輩チューターとして、「進研ゼミ」を使って大学に合格したという経験をもとに、高校生の普段の勉強から大学受験までさまざまな面でサポートするような活動を行っています。
庄子: まずは「自分の未来を切り開くために小・中学生で大切にしておきたいこと」を紹介します。
庄子: 将来やりたいことを見つけ、自分の未来を自ら切り開いていくには「数十年後の世界は予測不能(だから、常識に縛られないこと)」「目の前の勉強をがんばる」「『好き』『得意』を伸ばすこと」「いろいろな経験をすること・ワクワクすること!」の4つが大切です。これらの中でさーやさんが特に共感するものはありますか?
さーや: 3番目の「『好き』『得意』を伸ばすこと」ですね。自分のこれまでの歩んできた人生というのは、まさにこのとおりなので、すごくピンと来ました。
庄子: 「好き」「得意」を伸ばすということはとても大切です。好きなことは、夢中になって取り組みますからね。
私たちはつい、苦手なものとか不得意なものに目を向けて、それを克服しなきゃと考えがちです。 保護者のかたも「うちの子、算数が苦手だからやらせなきゃ」とワークを買うということもあるのではないでしょうか。それももちろん大切ですが、お子さまの得意なところを伸ばしていくうちに自信が付き、苦手なものへの苦手意識が薄れるということもあるんです。ぜひ、お子さまの好きって何だろうと改めて考え、接していただけたらと思います。
どんな経験から「やりたいこと」を決めた?「ゼミ」の先輩大学生たちの事例紹介
庄子: 「やりたいこと」をどう見つけたかは、人によってさまざまです。そこで5人の大学生が小学生時代からこれまでどのように夢や目標を見つけてきたのかを紹介します。まずは、さーやさんのケースを教えてください。どんな小学生、中学生時代を過ごし、どのように進路を決めていきましたか?
さーや: 現在大学4年生で、来年の春からは大学院に進学することが決まっています。 この大学院に進学するという進路に至るまで、私がどのように人生を歩んできたかについてお伝えしたいと思います。先ほども少しお伝えしたように「好き」を突きつめてきたんですけど、私の「好き」って親や周りからの影響もあったんです。
庄子: さーやさん以外にも他に4人の大学生の「やりたいこと」を見つけたストーリーをご紹介します。「うちの子のタイプに似てるかも」という先輩も見つかるかもしれませんね。
保護者のかたからの質問
庄子: お子さまの「好き」や「やりたいこと」の見つけ方やサポートのしかたについて、保護者のかたからたくさんの質問をいただいています。いくつか回答していきますね。
庄子: 私も先ほど、好きや得意を伸ばすのがいいですよというお話をしましたが、そもそも「好き」や「得意」がないんですというかたもいらっしゃいますよね。「うちの子、何もやりたいって言わないんです」というケースですね。さーやさん、こういうのはどうしたらいいでしょうか。
さーや: 私の経験から考えても「好き」って勝手に降ってきたような感じなんですよね。なので、無理に「好きを見つけさせなきゃ」とあれこれ試すよりは、自然に生活している中で見つかるのかな、と思います。
庄子: 保護者のかたも、自分が子どものころ、好きや得意がなかったなというかたも少なくないのではないでしょうか。なんなら、大人になってからも「自分の好きや得意ってなんだろう」って思うところもありますよね。
ですから、今、好きや得意がなくても大丈夫で、いつ出てきても、その時に環境を整えてあげたり、全力で応援してあげたりするという姿勢がとても大切になってくるのかなと思います。焦らず見守っていくのも大切なサポートです。
まとめ & 実践 TIPS
やりたいことを見つけてきた先輩大学生の事例からは、やりたいこととの出合いにはさまざまなケースがあることに気付かされますね。お子さまに似たタイプや、興味を持ちそうな先輩の事例について、親子で一緒に動画を見てみると、お子さまのやりたいことを発見する第一歩となるかもしれません。ぜひ、動画をご確認くださいね。
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