物価上昇で家計への影響大!?どう乗り越える?

2020年初めからの新型コロナウイルスの流行により、国内経済が停滞し、仕事を失ったり、お給料が大幅に減ってしまったりしたご家庭がたくさんあります。
2022年に入ってからのロシアのウクライナ侵攻により、日本でもエネルギー問題が深刻になっています。
そのうえ、気温の急激な上昇で電力不足や野菜の価格の高騰が続くことが懸念されています。

この記事のポイント

アンケートから見えること

2022年6月に実施したベネッセの調査結果からは、地域、子どもの年齢に関係なく、全国の9割以上の皆さんが、物価を「とても上昇を感じる」「まあ上昇を感じる」と回答しています。
それくらい昨今の物価の上昇は急激で、生活に関するすべての品目に影響しているといえます。
食べ盛りの子どもには食事の量を減らすわけにはいきませんし、暑いなか、エアコンをつけないわけにはいきません。一体どこから手をつければいいのか……途方に暮れますね。

■調査概要
調査名:アンケート「最近、物価の上昇を感じますか?」
調査地域:全国
調査対象:小学生・中学生・高校生のお子さまをお持ちの保護者のかた
調査期間:2022年6月14日~2022年6月30日
調査手法:WEBアンケートによるベネッセ調べ
有効回答数:964名

固定費(サブスク、携帯電話料金…)にメスを!

既に電気料金、ガス料金、水道料金が次々に値上がりし、秋以降も値上がりすることが予想されます。6月後半には電力需給ひっ迫注意報が出された地域もあります。

個々の節約も大切ですが、まず家計の節約効果の大きい「固定費に目を向ける」ことを考えてみましょう。

(1)サブスクの見直し

近年、サブスクリプション(いわゆるサブスク)がはやっています。ネットでの音楽配信、動画配信、洋服やバッグ等のレンタルなどのサービスがトライアル期間は無料で、その後定額を定期的に支払うことで、継続してサービスを利用できるものです。皆さんもいくつか加入していませんか? そして、実はそれほど使っていないとか、解約しようと思いながら解約しそびれているものはありませんか? 毎月500円、1,000円のムダを削れば大きな節約につながります。

(2)携帯電話料金の見直し

まず、不要なオプションに加入していませんか。契約時にすすめられて加入したけれど「1年経過したら解約していい」と言われていたのに、サブスクと同じように、解約し忘れているオプションはありませんか?

(3)携帯電話会社の見直し

これを機会に携帯電話会社も変更検討してはどうでしょうか。既に実行済みのかたも多いとは思います。キャリアと呼ばれる事業者でも以前に比べれば種々のプランがあります。自分に合ったプランになっているかどうか、チェックしましょう。格安スマホの事業者に乗り換えると大幅にひと月の利用料金の節約になるでしょう。

(4)クレジットカードの整理

使っていないクレジットカードの年会費を支払い続けていませんか? クレジットカードの整理をしましょう。

(5)電力契約内容の確認

電力契約のアンペアは適切ですか? 家族の人数が減ったのに大きなアンペアのままにしていませんか?

光熱費の節約は診断ソフトで、エコ対策しよう

もちろん、電気、ガスなどの利用も今一度チェックしましょう。

  • (1)できるだけ家族みんなで一部屋に集まり、人のいない部屋の電気を消し、人のいる部屋だけエアコンをつける。
  • (2)遮光カーテンをつけて、在宅中も外出するときもカーテンを閉める。
  • (3)外出から帰宅したら、一度すべての窓を開けて空気を入れ替えてからエアコンをつける。
  • (4)野菜などを煮るときは、電子レンジで加熱してから煮る。
  • (5)お風呂の追い炊きをしなくていいように家族が連続してお風呂に入る。

など、毎日の心がけは「もう既にやってるよ!」という声が聞こえてきそうです。

『うちエコ診断(自己診断用)』では簡単な入力で、それぞれの家庭に合ったエコ対策をアドバイスしてくれます。
https://webapp.uchieco-shindan.jp/

ぜひ参考にしてみてください。

住宅ローンのある家庭は金利をチェック

この30年の間、銀行の預貯金の金利はあってないようなものでしたね。この先を見通すことは誰もできませんが、物価上昇、インフレが続き、金利上昇の可能性があるのであれば、住宅ローンの金利にも注意が必要です。

住宅ローンは一般的に変動金利のほうが金利が低く設定されています。現在住宅ローンを利用している人は「変動型金利」や「固定金利選択型」が多いのではないでしょうか。

変動型金利の住宅ローンには、以下のようなルールがあります。

  • (1)半年ごとに金利を見直す
  • (2)返済額の見直しは5年ごと(上昇幅は125%まで)

その場合は金利が上昇したからといって、来月から住宅ローンの返済額が急上昇するわけではありません。
ただし、住宅ローンの金利そのものが抑えられているわけではありません。
住宅ローンの変動金利が上昇すれば固定金利も上昇すると考えられます。そのため、住宅ローンの返済をしている人は、常に金利情報をチェックして、借り換えや繰上げ返済などの対策ができるよう準備しましょう。

まとめ & 実践 TIPS

「電気代が高くなったから電気を使わないようにする」だけではなく、家計全般を見直すとムダが見えてくることがあります。
それが意外に簡単で大きな節約につながることがあります。今がよい機会と思い、視野を広げて家計を見直してみましょう。


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最近、物価の上昇を感じますか?

宮里惠子

宮里惠子

ファイナンシャル・プランナー、消費生活アドバイザー。生命保険をはじめ、教育費関連や住宅ローンについて雑誌・新聞・Webで執筆。地域に根をはるFPを目指して、横浜市北部エリアで活動している。若い世代に対する消費者教育の必要性を強く感じている。

プロフィール

子どもの教育資金を考える女性FPグループ

メンバー全員が子育て経験を持つ女性FPのグループ。各自の子育て経験や得意分野を活かして、消費者向けのセミナーや相談業務、執筆、監修などを手掛けている。教育資金に関する情報発信の機会も豊富。

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