部活をがんばる子は勉強もがんばれる!?今、知っておきたい両立のコツ
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「中学校で楽しみなこと」に挙げられることが多い部活動。
中学校に入学したら部活をがんばりたい! と思っているお子さまが多いのではないでしょうか。
一方保護者のかたは、思い切り部活をがんばってほしいという気持ちとともに、勉強と両立できるの? という不安も感じていると思います。
部活動も勉強もがんばり、親子で一緒に中学校生活を充実させていく方法をご紹介します。
(勉強法アドバイザー 江原)
「見守り」「声かけ」でサポート
部活が始まると、慣れない活動や友達・先輩とのかかわりなど、がんばること・気をつかうことが格段に多くなります。学校から帰ってくるとグッタリ……といったことも増えるでしょう。
これはだんだん体力が付いていけば解消されていきますので、それまでは見守ってあげられるといいですね。仮眠をしていたら「15分たったら起こそうか?」などの声かけをしてあげるのもよいと思います。土日の部活のあとも、多少ののんびりは大目に見てあげたいところ。
疲れで帰宅後に勉強できない場合は、思い切って早く寝て早起きし、朝勉強に切り替えるのもオススメですよ。朝は周りが静かなうえ、使える時間に限りがあるので集中できるというメリットがあります。慣れるまでは朝の声かけをして、一緒に習慣付けてあげると効果的です。
「授業」「課題」「スキマ時間」がカギ
忙しい毎日では、勉強もポイントをつかんで取り組みたいところ。
まず大切にしてほしいのは、毎日の授業です。
授業は勉強の基本なので、「授業の内容は授業で理解しきる!」という気持ちで受けられるといいですね。
そして、学校から出される課題(宿題)。
これは授業の復習になることが多く、提出状況は成績にもかかわります。
課題については、きちんと取り組んで期日までに提出するよう声をかけてあげてください。テスト対策にもつながります。
また、「学校の休み時間」「ごはん・お風呂を待つ間」などのスキマ時間の活用も効果的。
課題やワーク、英単語・重要事項の暗記などは、スキマ時間にコツコツ進めていくとバッチリ! これらもテスト対策につながるうえに、効率よく時間を使えるようになることで、部活と勉強の両立がしやすくなっていきます。
まとめ & 実践 TIPS
中学校入学後のお子さまには心身に大きな負荷がかかるので、しばらくはゆったりした気持ちで毎日を見守ってあげられるといいですね。
学校に慣れ、生活が落ち着くと、部活も勉強もがんばろう! と両立のリズムが整っていきます。
両立がうまくいかない……と焦っている様子があったら、「部活も勉強も両方がんばるのは、本当に大変だよね」と受け止めて共感してあげられるといいですね。
そのうえで、「授業に集中」「課題はしっかり」「スキマ時間にコツコツ暗記」というようにポイントをしぼって勉強の進め方を伝えてあげると、日々の学習が定着しやすくなっていくと思います。
江原くみこ
アドバイザー歴7年。
中学生の子どもたちの成長に少しでも役立つ仕事ができたらと思いアドバイザーに。
自分の学生の頃の経験や気持ちを思い出しつつ、今の子どもたちの状況や気持ちに添ったアドバイスを心がけています。
座右の銘:楽しまずして何の人生ぞや。 趣味:邦ロック鑑賞。 1男1女の母。
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