中学生のお手伝い どんなお手伝いを任せればいい?

平日は学校や部活動で遅くに帰宅する中学生。「家にいる時くらい何もしないで休ませてあげたい」、そんなご家庭も少なくないのでは。それでも、中学生にお手伝いをさせることは、本人にとっても家庭にとっても、とてもよいことなのです。中学生のお手伝いのメリットとは? 

お手伝いは家庭から意識が離れがちな中学生にはおすすめ!

中学生は小学生に比べ、自宅にいる時間がずいぶん減ります。その分、どうしても家庭とのつながりが以前より希薄になってしまうことも。思春期の子どもですから、自宅にいてもひとりの時間が多く、会話は少なくなりがちです。

しかし、お手伝いをすると、そのやりとりで家族との会話が増えるというメリットがあります。また、家事を通じて「誰がどんな生活をするか」を自然に考えるようにもなります。
自然と家族について考える時間がもてるのです。自分が家族の一員であることを強く意識できるでしょう。そうなると家族が平和になるだけでなく、将来自分が家族をもつようになった時の考え方なども育ちます。

忙しい中学生、どんなお手伝いを任せればいい?

中学生は忙しく、お手伝いの前にまず自分のことができるようにするほうが大切です。しかし、「本来自分でやるべきこと」も、保護者の手間を減らすという意味でお手伝いとみなしていいと思います。

例えば、自分のお弁当箱を洗う、体操服やジャージなどを管理する、部屋をキレイに保つ…など。土日など時間がある時には、少し高度なお手伝いをお願いしてもいいのでは。中学生は調理もできるようになるので、昼食や夕食作りなどもおすすめです。また、買い物をお願いしてもいいでしょう。

「毎日このお手伝いをやる」ということを家庭のルールとして決めてもいいかどうかは、その子の今までのお手伝い歴から判断しましょう。それまで特に決まったお手伝いを継続してやっていなかった子に毎日やらせるのは、やはりとても難しいことです。誰しもいきなり行動を変えることはできないので、中学生になったからには…と期待しすぎはやめておきましょう。押し付ける形になりイヤイヤやるようでは、お互いに気持ちよくありません。

「自分から進んで」は難しい時期

あれこれ気づいたことを自分からしてほしい、自発的にお手伝いしてほしい…というのが親の本心かもしれません。ですが、中学生はまだまだそこまで気がまわりません。かといって、あれこれ口うるさく言えば手伝いどころか家庭までに嫌気がさしてしまうことも…。

加減が難しいのですが、「毎日お母さんは大変だから手伝って」よりは、「これをちょっとやってもらえるだけで助かる」というような声かけのほうがおすすめです。ついやってしまう「お母さんは大変!」アピールは非常に通じにくい時期。それがわかるようになるのは、もっと自分が大人になってからのことです。あまり期待せず、徐々に習慣化してくれたらいいな、くらいで考えておきましょう。

でも、「お世話してもらうのがあたりまえ」、そんな考え方にならないためにも、お手伝いをしてもらうことを諦めないでください。

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