親だって一人の人間!疲れてしまった時に子育てから離れる方法

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育児はとても大変なもの。しかも、仕事と違って明確に休みの日があるわけではありません。四六時中子どものことを考え、向き合って、自分の時間も削って……。疲れてしまうこともあります。そう、親だって一人の人間。たまには子育てをお休みしませんか?

この記事のポイント

子育てが疲れるのはがんばっている証拠

疲れてしまうのは、それだけ子どもを思って一生懸命になっている証拠。「子どものことで疲れたなんておかしい」という人もいますが、そんなことはありません。疲れることに、罪悪感を覚えないでください。むしろ、がんばっている自分をほめてあげましょう。

もちろん、疲れない人ががんばっていないわけではありません。人それぞれ心や頭の容量は違うもの。たとえ同じ子どもを見ていても、疲れ度は違って当然です。自分と他の人は違うので、「自分はダメだ」と思わなくてよいですし、逆に「あの人はちゃんと子育てしてない」と思う必要もありません。

そして、疲れたら休みましょう。休みなしに働いたらいずれ倒れてしまうのと同じで、子育ても休まなければ限界が来ます。体と心が壊れてしまう前に、上手に休みを取っていきましょう。

物理的に距離を置いて自分だけの時間を作ろう

一番休める方法は、物理的に距離を置くことです。「パートナーに預ける」「保育園や一時預かりを利用する」「ベビーシッターサービスを利用する」「実家に預ける」など、いろいろあるでしょう。お金がかかるからと躊躇していて、限界が来てしまったら意味がありません。ツラい時は我慢せずに、周りを頼りましょう。

また、友達と協力するのもよいですね。今週は友達の子どもを預かってその友達がリフレッシュする、来週は自分の子どもを友達に預けて自分がリフレッシュする。どちらかだけだと負担が偏ってしまいますが、交代すればお互い自由な時間ができます。仲良しの友達がいれば、こういう方法も考えてみてください。

休む時間は、一日でなくても大丈夫。半日、一時間、お風呂の時間だけなど、少しでも一人の時間ができると気持ちがリセットされるもの。そうすれば、子どもに対しても優しく接することができるはずです。「毎日お風呂の時間は一人になる」「週に一回は一人でお出かけする」。一度にまとめる方法、毎日少しずつ時間を作る方法など、いろいろあります。家庭の状況に合わせて、実行しやすいやりかたを探してみてください。

子育てをお休みしてダラダラする日があってもいい

ワンオペであったり、シングルの家庭であったりすると、物理的に距離を置くのは難しいかもしれません。そういう時は、思い切って家事・育児を休んでみましょう。

「食事をレトルトやコンビニ弁当で済ませる」「お風呂に入るのをさぼってみる」「洗濯物を翌日にまわす」「子どもにテレビを見せて自分は休む」など、いろいろあると思います。毎日だと影響があるかもしれませんが、たまにこういう日があっても問題ありません。「もう今日は休み!」と決めて、思い切って何もしない日を作って、ダラダラと過ごしてみてください。それだけでも違ってくるはずです。

もちろん、新生児期や授乳がある時期は思うように休めないかもしれません。そんな中でも、家事を休んだり、一日着替えずに過ごしたり、そういったダラダラはきっとできるはず。たった数分でも、休むのと休まないのとでは大違いです。限界が来る前に、なるべく意識して「休んでいる」と思えるような時間を作ってみてください。

まとめ & 実践 TIPS

一生懸命な人ほど、休むことに抵抗を覚えます。でも、疲れたら休むのは当たり前。周りも頼りながら、上手に休んでいきましょう。長い子育てです。体も心もしっかり休ませながら、自分のことも大事にしていってください。

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