読み聞かせで論理的思考力を高められる?! 幼児のうちから楽しく出来るトレーニングのコツ

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読み聞かせで、論理的思考力を高めることができるのをご存じでしたか? 「論理的思考力って何?」という保護者も多いかもしれませんね。今回はこの倫理的思考力とはどのようなものなのかに触れながら、さまざまな効果が期待できるといわれている読み聞かせについてご紹介していきたいと思います。

この記事のポイント

読み聞かせで論理的思考力を高められる理由

論理的思考力とは、たくさんの情報の中から必要な情報を選び出し、その上で筋道を立てて物事を考え、相手にわかりやすく説明することができる能力のことです。この論理的思考力を子どものうちから育てておくと、将来大人になった時に仕事や人間関係などさまざまなシーンで役立てることができます。

論理的思考力のトレーニングには、読み聞かせがおすすめです。難しい本を選ぶ必要はありません。お子さまが大好きな絵本を親子で一緒に読むだけでよいのです。絵本から起承転結を学ぶことや、読み聞かせしながらお子さまに問いかけて答えや理由を考えることが、論理的思考力のトレーニングになります。ぜひ、読み聞かせをしながらお子さまに問いかけてみましょう。

  • 論理的思考力は大人になってから役立つ
  • 絵本から起承転結を学べる
  • 答えや理由を考えることがトレーニングに

ほかにもメリットがいっぱいの読み聞かせ

読み聞かせは、論理的思考力を育てること以外にも、期待できる効果がたくさんあります。

子どもは絵本に出てくる登場人物の気持ちを想像します。時には自分がその人物になりきり、喜怒哀楽を感じたりその後の展開を想像したりすることもあるでしょう。これは子どもの感情を豊かにし、想像力を育むことにつながります。

また、集中できる時間が短い小さな子どもでも、読み聞かせを習慣化させていくことで、少しずつ絵本に興味を持ち始め、長い時間落ち着いて座って聞くことができるようになるので、集中力や忍耐力の向上にも効果的です。

読み聞かせによって語彙(ごい)力がつくことも期待できますね。もちろん親子のコミュニケーション不足解消にも役立ちます。

  • 子どもの感情を豊かにし想像力が育める
  • 集中力や忍耐力の向上にもつながる
  • 親子のコミュニケーションにも最適

読み聞かせの際に注意したいこと

読み聞かせをする本は、お子さまが読みたい本を優先して選ぶとよいでしょう。保護者がお子さまに読ませたい本を選んでも、その本にお子さまが必ず興味を持つわけではありません。興味のない本ばかり読んでいると、読み聞かせの時間が苦痛になり、本を嫌いになってしまう可能性があります。

また、読み聞かせをする際にはお子さまの表情を見ながら読むと、その本への関心度や理解度を確認することができます。難しい言葉などがあって理解しにくいような場合には、わかりやすい言葉で説明したり、その場面について一緒に考えてみたりすることで理解を深めることができますよ。

読んでいる途中でお子さまから質問があった際には、いったん読むのを中断してその質問に応じてあげましょう。読み終わったあとで感想を話し合うのもよいですね。ただし理解度を深めるための質問が、お子さまのストレスになることもあるので、嫌がる場合には無理に行わないよう気をつけましょう。

  • 子どもが読みたい本を優先して選ぶ
  • 子どもの表情を確認しながら読む
  • 子どもの質問や疑問にはその都度応じる

まとめ & 実践 TIPS

読み聞かせは論理的思考力を高めるだけでなく、ほかにもさまざまな効果が期待できます。親子の楽しいコミュニケーションの時間が、お子さまの能力を育ててくれるというのは嬉しいですね。

お子さまが小さいうちは、能力を伸ばすためと考えるよりも、お子さまが好きな絵本を一緒に読むことを楽しんでみましょう。本に興味を持ち、読み聞かせが習慣化することで、結果的にお子さまの能力向上につながるはずです。

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