こだわり過ぎない「母乳育児」始めてみる?!躊躇している人に知ってほしいメリットデメリット

  • 育児・子育て

母乳育児を続けるのは大変なのでしょうか?
やってみたいという気持ちの反面、出産後の育児と合わせて考えると不安に思っている人もいるでしょう。
母乳育児には、メリットもあればデメリットもあります。メリットとデメリットを理解し、どのように育児を進めるべきか考えてみましょう。

この記事のポイント

母乳育児をやってみたいけど不安?

出産施設の方針で違いはあると思いますが、多くの人が出産してすぐ赤ちゃんに母乳を飲ませる指導を受けています。
このとき問題なく授乳が成功すれば、母乳育児を頑張ってみようという気持ちにもなりますが、上手くいかなかった場合は母乳育児を続けることに不安を抱く人もいるでしょう。

母乳育児をやってみようと思う理由として、以下のようなことがよくあげられます。
・赤ちゃんにとって母乳の栄養が一番よい
・母乳のほうが元気に健康に育つ
・母乳は子どもに愛情が伝わる

いろいろな理由はあると思いますが、「母乳が出れば母乳で育てたいと思っている」「ぜひ母乳で育てたいと思っていた」など、出産前から母乳育児を希望している方も多いでしょう。

ですが出産後、子育てで忙しくなってくるとどうでしょうか。
母乳育児に前向きだった人も、「こんなハズじゃなかった」と思うかもしれません。母乳育児は必ずしもメリットばかりとも言えないのです。
今続けている人、これから頑張ってみようかなと考えている人も、母乳育児のメリット・デメリットを知ることで、ゆとりをもっていろいろな選択をできるようにしておきましょう。

母乳育児のメリットとデメリットとは?

「メリットとデメリット」「続けている人の悩み」それぞれ確認し、改めて母乳育児について向き合ってみましょう。

【メリット】

・食事に気を使うようになる
親子共に健康でないと母乳育児は成り立ちません。母乳をあげている期間は母親も、食事に対して自然と気を使えるようになります。

・いつでもあげることができる
準備はあまり必要なく、赤ちゃんが欲しがっているときにすぐ母乳をあげることができるので、待つストレスがなくスムーズに育児ができます。
育児用ミルクだと深夜に欲しがったときに眠い身体を起こして作らなくてはいけませんが、母乳はすぐに起きてあげることができます。

・場所を選ばず、荷物も少なくて済む
外出先でも、場所を選ばず授乳用のケープなどで隠して母乳をあげることができ、哺乳瓶などの荷物がないのも育児中は助かります。

【デメリット】

・母親しかあげられない
育児用ミルクであれば哺乳瓶を使って母親以外の人があげることもできますが、母乳育児は母親しかできないのは事実です。搾乳し冷凍保存という手もありますが、搾乳時間や手間などを考えると本当に必要なときだけの対応になるでしょう。

・欲しがる回数が多い
母乳をあげていると、直ぐにもらえるという感覚が赤ちゃんの記憶に残り、頻繁に欲しがる子になることもあります。

デメリットの他に、母乳育児の悩みをいくつか挙げてみましょう。
・母親の体質的に母乳の量が少ない
・飲んでいるけど母乳が足りているかわからない
・母乳に慣れすぎて育児用ミルクを飲んでくれない
・母乳を欲しがる回数が多いと疲れる

他にもメリット・デメリットはあると思いますが、実際に挑戦してみることも大切です。
母乳育児を続けていく中で、疲れる・大変・辛いなどの悩みが多くなる前に別の方法で授乳ができる準備は忘れずにしておきましょう。
完全母乳育児を断念した人はたくさんいます、母乳育児にこだわりすぎないでやっていくことも重要です。

こだわりすぎない母乳育児が大切

母乳育児はこだわりすぎないことが大切なので、疲れたときや少し休みたいときは育児用ミルクの活用もおすすめします。
育児用ミルクは栄養もたっぷり含まれているので安心して飲ませることができますが、母乳に慣れていると最初は飲んでくれない可能性があります。
母乳と育児用ミルクを交互にあげてみて、少しずつ慣れさせていくことが大切です。

母乳と育児用ミルクを合わせて飲ませる混合栄養を与える方法もあります。混合栄養のよいところは、母親が大変なときは他の人が育児用ミルクをあげられるので、育児の負担を分散できることです。

両方飲めるようにしておくと、母乳に対して不安があったときでも休憩ができるので、無理なく母乳育児を続けることができるでしょう。

まとめ & 実践 TIPS

妊娠中と出産後では生活環境は全然違います。
「母乳のほうがいい?」という先入観にあまり囚われず、こだわりすぎない育児を考えていくとよいでしょう。
哺乳瓶でも赤ちゃんの顔を見ながらミルクを与えていれば愛情はしっかり伝わりますので、気持ちにゆとりが持てる授乳方法を選びましょう。

出典:授乳・離乳の支援ガイド 厚生労働省
URL https://www.mhlw.go.jp/content/11908000/000496257.pdf

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