楽しめるならやってみたい! 幼児期の子どもに早期教育はどう影響するの?

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文字や数字は幼稚園や保育園でも教えてもらえるから、特別何かを習わなくても大丈夫と思っている人が多いでしょう。
とはいえ最近、育児雑誌やネットの中で見かける「早期教育」という言葉、何となく気になりませんか。
まずは、幼児期の早期教育とは何かという疑問から考えてみましょう。

この記事のポイント

早期教育とは何だろう?

小学校に入る前から教育を取り入れることを、早期教育といいます。
一般的にはひらがな・カタカナの読み書きや、数字を覚える・数字を使った計算ができるなど小学1年生で教えてもらうような内容の勉強をします。

ほかにも、英語教室・スイミング・ピアノ・サッカー・絵画教室など教えてもらえる場所に行って習う習い事も早期教育と言えます。

早い段階からいろいろな経験をさせてあげることで、「能力を高めたり」その子の「関心を高めたり」する効果があると期待されているのが早期教育です。

早期教育でどんなことが身につくのか

幼児期に早期教育をしている子どもはどんなことが身につくのでしょうか。

・できなくても、できるようになるまで諦めずに挑戦すること
・自分でしたいと思っていたことが上手くできなくても、工夫し達成しようとすること

早期教育の中で幼児期に成功と失敗の両方を経験している子どもは忍耐強く、できるようになるまで何度でも挑戦するといった「がんばる力」を身につけることができます。

「がんばる力」は子どもにどう影響するのでしょうか。

・勉強してわからない部分があるときは、先生に聞く前にまず自分で考え解決しようと努力する
・保護者や先生に言われなくても自分から進んで勉強しようとする(学びに向かう力)

何を知りたいのか、何のために勉強をしているのかをきちんと自分自身で、理解しそれに向けて取り組むことが上手になります。年齢があがっていくと「がんばる力」は更に能力を高めていくことができるので、幼児期に身につけておくと小学校での学びの土台として役立つでしょう。

早期教育のメリット・デメリット

早期教育を始める前にメリット、デメリットについても知っておきましょう。

【メリット】

● 子どもの得意分野に気づくことができる
早期にいろいろな経験をすることで、子どもの得意分野に気づきやすく、興味のあるものを伸ばしてあげられるきっかけになります。(例えば、スポーツ系・芸術系・音楽や勉強など)また、好きな分野であれば子どもは楽しみながら学ぶことができます。

● 自信をもつことができる
早期教育や習い事をしていると失敗もあれば、成功して先生や保護者に褒めてもらう機会もあります。子どもは褒めてもらうと「頑張ればできる」という自信がもてるので、学習の面だけではなくいろいろなことに、前向きに挑戦しようとする意欲につながっていきます。

【デメリット】

● 保護者が教育熱心になりすぎて一方的に教え込もうとしてしまうことがある
子どもが一生懸命覚えようとしているのに、つい横から口を出してしまい一方的な教え方になりすぎてしまうとよくありません。教えてあげるという考えをもつよりも、保護者はわざと知らないふりをして子どもに「わからないから、教えてくれる?」と声を掛けた方が子どものやる気を引き出せます。

● 子どもの自主性を奪ってしまう
早期教育や習い事に関して、保護者がすぐ手伝ってあげようとしたり、早く覚えられるようにと子どものペースを無視して無理に教えようとしてしまうと、子どものもっている自主性や創造性が奪われてしまうかもしれません。子ども自身も、失敗することや保護者に注意されることが怖くて発言できなくなってしまう恐れがあります。教えるときは程々にし、過度な口出しをしないで見守るぐらいにしましょう。

まとめ & 実践 TIPS

子どもの可能性を確かめるのに早期教育は役に立つことがあります。
ですが、子どもも保護者も楽しめなくては、苦しいものになってしまいます。

早期教育にはいろいろな考え方があります。何より大切なのは、子どもがやりたいという気持ち(意欲)をもって取り組んでいるのかというところです。
焦らずに、子どもが無理なくできるものが見つけられたとき、初めて早期教育の良さに気づけるのかもしれませんね。

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