アナログとデジタルはこんなにも違う?! 子ども部屋にアナログ時計をおすすめする理由
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生活に欠かすことのできない時計。読み方を習うのは小学生になってからですが、時間そのものは幼児期から意識していますよね。そこで質問です。あなたのお家の時計は、アナログですか? それともデジタル? 実は、子どもにおすすめの時計はアナログなのです。
アナログ時計とデジタル時計は何が違う?
時計は、自分の好みで選ぶかたが多いでしょう。デザインや機能、いろんな時計があって迷いますよね。それでは、アナログ時計とデジタル時計、それぞれどんなメリットがあるのかは知っていますか? まずは、その特徴を見ていきましょう。
・アナログ時計
短針と長針(プラス秒針)があり、針が回りながら時間を教えてくれるアナログ時計。感覚的に時間がわかるのが特徴です。「針が近づいてきたから時間が迫っている」「長針が一周周ると一時間」など、数字を読むのとは違った時間の感じ方ができます。今の時間を正確に知るというよりも、前後の時間も含めて知りたい時に有効。また、形で時間がわかるので、数字が読めない小さなお子さまでも使うことができます。
・デジタル時計
秒数まで含め、正確な時間を知ることができるデジタル時計。「今何時か」をピンポイントで把握したい時に有効です。また、時計の読み方がわからなくても、数字が読めれば時間を知ることができます。ストップウォッチが付いていたり、天気や日付が表示されたりと、時計以外の機能も充実していることが多いです。
子どもにおすすめなのはアナログ時計!
さて、それぞれの時計の特徴を踏まえると、子どもにおすすめなのはアナログ時計だということがわかります。アナログでしか得られない効果もたくさんありますよ。
・数字が読めなくても使える
アナログ時計は「時計を読む」「数字を知っている」ということができないと使えないと思いがちですが、そうではありません。
たとえば、数字だけならわかるという場合は「短い針が3になったら」という伝え方ができます。数字が読めなければ「長い針が一番上に来たら」と伝えたり、シールを貼って「青いシールのところに来たら」という伝え方をしたりすることもできるでしょう。工夫次第で、年齢問わず使うことができます。
・見通しが立てやすい
アナログ時計は針が動いているので、感覚的に時間を把握することができます。
たとえば、1時45分の時に「2時になったら終わりね」と伝えたとしましょう。デジタルだと、数字で「1:45」と表示されているだけですよね。時間が近づいても、あとどのくらいで2時になるのか子どもには理解しづらいです。
でも、アナログであれば針が動いていく様子を見ることができます。そのため、「まだ大丈夫だ」「2時に近づいてきたから急がなきゃ」と感じることができるのです。時間の動きを目で見ることができるので、見通しを立てて活動しやすくなります。
・順を追って勉強できる
年齢やレベルに合わせて少しずつ勉強ができるのもアナログ時計の良いところ。まずは短い針だけに着目して、慣れてきたら長い針も合わせて……というように、順を追って時計の読み方を覚えていくことができます。これは、デジタルでは難しいですよね。
また、手動で針を動かしながら勉強することも可能。壊れてしまった時計、おもちゃの時計、手作りの時計などを使って、遊びながら時計の読み方を覚えていきましょう。本物の時計と合わせて使うと理解度が高まります。
生活の中に「時間」を取り入れよう
形で時間を理解できるアナログ時計は、年齢を問わず使えることが特徴。だから、小さいころから時計に触れていくことが可能です。
「3時になったからおやつにしよう」「5時だからそろそろお姉ちゃん帰ってくるね」というように、何気ない会話の中で時間を取り入れてみましょう。そうすることで、時計や時間に興味を持つようになるかもしれません。
お勉強のようにしたり、時間を使って急かしたりするのではなく、「今〇時だね」という簡単な会話でOK。楽しく自然に、時間に触れていくことを心がけましょう。
まとめ & 実践 TIPS
もし新しく時計を買おうと思っているなら、ぜひアナログ時計を検討してみてください。特に子ども部屋。小学生になってからの時計の勉強にも、きっと役立つはずです。
さまざまなものがデジタル化している時代ですが、アナログだから良いものもきっとあるはず。何気なく使っている時計も、一度よく観察してみると面白いですよ。
出典:ベネッセ教育情報サイト「時計を見て行動できる子に!子育てもラクになる時計の教え方」
https://benesse.jp/kosodate/201911/20191122-1.html
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