【子どもの才能や特技のみつけかた】小さな「すごい」を伸ばしてあげよう
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テレビやインターネット動画などに時々登場する、びっくりするような特技を持つ子どもたち。メディアに登場するような才能を持つ子どもは一握りかもしれません。しかし、普段の生活の中でも、我が子の中にきらっと光る才能や特技は必ずあるはず。それが子どもの自信に繋がったり、将来を助けてくれたりするものになる可能性だってあるのです。保護者はどうすれば我が子の才能や特技を見つけることができるのでしょうか?
遊びの中で見つけやすい能力「記憶力」
まず、遊びの中でもっとも見つけやすいのが、子どもの記憶力です。
幼い子どもたちは驚くほどたくさんのキャラクターの名前を覚えていきますが、子どもによってはこの能力が非常に長けています。ミニカーなどの車種もどんどん覚えていくでしょう。さらに、名称だけでなく、キャラやミニカーの特徴なども一緒に覚えていけるのであれば、「この子は記憶に強い!」と考えてみてください。
ストーリーを考えられる「創作力」、表現を助ける「国語力」
おもちゃや人形、おままごとセットなどを使って、いろいろな物語をつくる子どもたち。特に得意な子は大人がびっくりするような設定や、普段の生活の中でもなかなか使わない言い回しをうまく使ったりします。これは、物語を作る創作の能力や、自分自身の考えを的確に表現するための国語力、言語力などに通じるものです。面白いことを考えるなあ、難しい表現をうまく使うなあ…と思ったら、どんどんメモしていってみましょう。ただの成長記録にとどまらない、「才能を見つめるメモ」になるかもしれません。
遺伝を生かす?「運動能力」
ママもパパも運動が得意な子どもであったのなら、子どもにもその運動能力は遺伝しているかもしれません。運動能力については遺伝だけで培われるものではありませんが、やはり両親から引き継いだ体格や骨格、筋力などが有利に働く場合も多いものです。また、ママやパパが運動を得意としていなくても、外に出て遊んだときに、「同じ歳の子と比べて走るのが速い」「怖がらず遊具にチャレンジしていく」などのことが目立つのであれば、運動能力の伸びを見守っていきたいですね。
親は気付けない?周囲の声も参考に
保護者はずっと我が子と一緒にいるため、また、他の子どもと客観的に比較するのが難しくなってしまうため、我が子の才能を見逃してしまうこともよくあることです。おじいちゃんやおばあちゃん、お友達のママなどに「○○ちゃんはいつもこんなことがすごい」と褒められることはないでしょうか。それもまた才能のつぼみかもしれません。つい謙遜して「そんなことないよ」と言ってしまいがちですが、もしかしてそうかも、確かにそういうことが多いかもしれない…という気持ちで見つめてみてください。新たな発見があるかもしれません。
普段の生活の中に、子どもの才能を感じられる瞬間はきっとあるはず。そういった瞬間を見逃さないためにも、子どもを日々ちゃんと見つめていることが大事なのではないでしょうか。
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