【小論文書き方講座9】志望大に熱意が伝わる志望理由書の書き方
推薦・AO入試志望者必見!志望理由書で何が求められているの?
推薦入試やAO入試をねらっている人の中には、「志望理由書」の書き方に悩んでいる人も多いのでは?
推薦入試やAO入試では主に小論文・書類審査・面接の3つが選考に課されます。書類審査には、調査書、推薦書、志望理由書などがありますが、受験生が自分で作成しなければならないのが志望理由書です。
大学は、意欲のある学生、専攻する学問分野に興味・関心を持ち、熱心に取り組む学生に入学してほしいと考えていますが、調査書や推薦書だけでは、それを見極めることが難しいのです。
そこで「志望理由書」を通して、「この学生は、本当にこの学問をやる気があるのか」「その学問をするための適性はあるのか」を知ろうとするのです。
いかに、自分がその大学に入りたいか、その学部で学びたいかを「志望理由書」でアピールするために、次の3つの要素が大切なポイントになります。
• なぜこの大学・学部に入りたいのか
• 大学、学部、学問分野に対する意欲や興味・関心はどの程度か
• 高校時代にどんなことに熱心に取り組んだか
この3つが具体的に書かれていることで、説得力もUPします!
自分の気持ちに向き合って、志望理由書を書く!
「大学でこんなテーマを学べたらいいな…」。その気持ちこそが、志望理由書をまとめる第一歩です。「どうしてそのテーマを学びたいのか」を、もう一歩踏み込んで考えていけば、自分らしさをアピールできる志望理由書になるのです。
3つのポイントを紹介
【ポイント1】
自分だけの体験を大切にして、なるべく具体的に書く
ほかの人と似たような志望理由書にならないようにするためにも、「自分自身の体験」に基づく志望理由を書くことが一番です。そのテーマを学びたい理由や、その大学に行きたい理由を書く時には、ほかの誰でもない、自分自身の体験を通して考えたことをもとに、できるだけ具体的に書くことを心がけましょう。
【ポイント2】
「何を?」「なぜ?」「どうやって?」の問いへの答えが盛り込まれていること
志望理由書に書きたい内容を思いついたら、「何を?」「なぜ?」「どうやって?」と他人の視点から自分自身に問いかけてみましょう。この問いかけを繰り返すことで、「なぜ、それを学びたいのか」が掘り下げられ、より深く考えられた志望理由書が書けます。
【ポイント3】
大学をほめるより、自分が大学の何に魅力を感じるかが書かれているもの
その大学に行きたい理由を書く時には、大学のパンフレットに書かれていることを書き写すのではなく、「自分がその大学のどこに魅力を感じ、入学後にどのように学問に取り組もうと考えているのか」を具体的に書いてみましょう。これが、意欲のアピールにつながります。
時間のとれるときに、自分がどの学部・学科に進み、何を学びたいのかをしっかり確認して志望理由書にまとめてみましょう。
文/進研ゼミ高校講座 受験情報担当 伊藤
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