もしかしてイヤイヤ期?自分で何でもやりたい子どもの気持ち

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子どものイヤイヤ期に疲れてしまい、どう向き合えばいいのか悩んでいる保護者の方も多いと思います。
子どもにイライラすることなく、子どもと一緒に上手にイヤイヤ期を乗り越える方法をご紹介します。

この記事のポイント

イヤイヤ期とは?

子どものイヤイヤ期とは一体どんなものなのか、わかっているようで意外と気づけていない方も多いかもしれません。イヤイヤ期は、どの子も同時スタートというわけではなく個人差があり、イヤイヤ期が短い子もいれば長い子もいます。

2歳頃から始まるイヤイヤ期は、ご飯を食べたくない、着替えをしたくないなど、行動に対してのイヤイヤが多く、子ども自身も何となく感情をコントロールできなくて苦しんでいるように感じます。少し大きくなるまで続くのが、公園などの楽しい場所から帰りたくないと、泣いて困らせる行動です。気持ちはわかるけれど、これ以上遊ぶと帰りが遅くなってしまうので困ってしまった…という経験のある保護者も多いでしょう。

3歳頃になると、力も知恵も少しずつついてくるので、強引にでも自分でやりたいという気持ちが強くなります。特に、保護者がやっていることを真似しようとすることが多いです。
今まで保護者にやってきてもらっていたことを、急に自分でやりたいと言い始めます。ここまでは良いのですが、まだ力が弱いので難しく、失敗する確率が高いです。
そうなると、「やらなくてよかったのに」とつい言ってしまいたくなりがちです。

イヤイヤ期は、自我の芽生えでもあるので、本当であれば微笑ましい行動の一つでもあるのですが保護者も人間、上手く子どもに伝わらないとストレスがたまってしまいます。
子どものイヤイヤ期にどう向き合うのがいいのか、考えてみましょう。

子どもがご機嫌ななめのときの対処法

イヤイヤ期がずっと続くと、子どもが一日中ご機嫌ななめで過ごすことになってしまいます。少しでも機嫌を直してもらい、楽しく過ごせる時間を増やしてあげることが重要です。
まず、イヤイヤを言っている子どもの気持ちを上手く受け止めてあげましょう。

何で嫌なのか、子どもの話を聞いて、子どもの気持ちになって考えてみましょう。大人目線で物事を考えると、結局のところ子どもには難しくて上手く伝わりません。イヤイヤを言っている理由をきちんと聞いて、理解してあげることが重要です。

保護者に理解してもらえた安心感は子どもの心を静める効果があるので、イヤイヤ期には効果的です。ご機嫌ななめになっているときの対処法としては、保護者が先に気持ちを切り替えてから子どもに向き合う様にしましょう。

子どもとぶつかることはなるべく減らす方が、子どもの気持ちも安定します。ここで間違えてはいけないのは、叱ってはいけないということではありません。叱るべきことがあったときは、子どもには叱られている理由を丁寧に、わかりやすく説明するようにしましょう。
ただし、意味もなく注意をするのはイヤイヤ期を長引かせる原因にもつながるので要注意です。

やりたい事はやらせてみよう

子どものイライラの原因は大抵、やりたいことがやれなかった時です。
我慢をしなくてはいけない時もあると思いますが、挑戦できることはやらせてみましょう。
やりたいことがやれなくて、イライラしてしまい泣いてしまうこともあると思いますが、まずは子どもに手伝ってもいいか聞くのも良いでしょう。保護者が手伝うことに対し、子どもが納得して承諾してから少しだけ手伝ってあげるのが理想的です。いきなり一緒に手伝いをしてしまうと、イヤイヤ期の子どもは怒ります。そうなると、集中力が減ってしまい何もできなくなってしまうので、声かけも子どもの様子を見てからするようにしましょう。

あまりにも気持ちの切り替えができなくなってしまい、子ども自身も感情のコントロールに悩んでいるのを見かけた場合は、保護者の方で切り替えを手伝ってあげるのもイライラ時間を減らす対処法になります。
気持ちの切り替え方法もそんなに難しくありません。イライラの原因になっていることとは、全く違う話をして気持ちを逸らしてあげましょう。ここは子どもの良いところで、色々なことに興味があるからこそ使える技でもあります。

まとめ & 実践 TIPS

保護者がイライラしていると、子どももイライラしてしまいます。母親や父親のことをよく見ている子どもは、大人の感情もしっかりと感じとることができるからです。
イヤイヤ期は一瞬のことだと思って、保護者の方が気持ちを切り替えていくことが大事です。子どもが怒っているときに、保護者も一緒になって怒っていると何も伝わらないので止めておきましょう。
イヤイヤ期はこれから先、上手に感情のコントロールが出来るようになるための練習期間でもあり、成長の証でもあります。子どもの成長を見守る気持ちで、子どもと向き合うのがベストです。

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