赤ちゃんとの外出!時間帯や持ち物リストをチェック!

1カ月健診やお宮参りの頃になると、「赤ちゃんと外出してみようかな」と思う保護者のかたも多いかと思います。赤ちゃんとの外出時にはどのようなことに気をつければよいのでしょうか。
今回は赤ちゃんとの外出について、持ち物や気をつけたいこと、ぐずってしまったときの対策などについてご紹介します。

いつから?時間帯は?赤ちゃんの外出に適したタイミング

生まれてから1カ月までの赤ちゃんは体温調節が難しく、外出も体に負担がかかってしまいます。赤ちゃんの外出は早くとも1カ月健診以降がよく、2カ月以降は近所の軽いお散歩などができるようになるでしょう。
赤ちゃんを連れて外を歩く際は、地域によっても多少異なりますが、夏場は日差しが強くなる10時〜14時頃を避け、朝夕の気温の落ち着いた時間帯に外出することが望ましいです。冬の寒い季節では、お昼の温かい時間帯に外出するとよいでしょう。冬場は暗くなる時間が早いので、日が暮れる時間を考えてお家を出る時間を決めるのもポイントです。
また、赤ちゃんの生活リズムを崩さないよう、ふだんお昼寝をしていたり、授乳や食事をしたりしている時間帯は避けるのがベターです。
また、はじめは短時間にして、そこから徐々に時間を長くしていくようにしましょう。

赤ちゃんが外出するメリット

赤ちゃんの外出には、以下のようなメリットがあります。

◆環境からさまざまな刺激を受ける
家の外はさまざまな景色や音、においなど、五感を刺激するものにあふれています。これらの刺激は赤ちゃんの発達によい影響を与えるとされています。外の世界に触れることによって、赤ちゃんの身体的・精神的な成長が促されるといえるでしょう。

◆昼夜の生活リズムがつきやすくなる
新生児は昼夜を問わず、好きなときに寝たり起きたりすることが多いですよね。一般的に2カ月を過ぎたころになると、赤ちゃんも昼夜の区別がつくようになってきます。したがって、この時期に外出をすることで、日が出ている日中は起き、夜は寝るというリズムがよりつきやすくなります。昼夜の区別がはっきりしてくると、赤ちゃんの発達によいだけでなく、保護者の負担も軽くなるでしょう。

赤ちゃんと外出する際の持ち物リスト

赤ちゃんと外出する際には、さまざまな状況に備えて持ち物を準備しておきましょう。最初は荷物が多くなりがちですが、回数を重ねると必要な量・数などがだんだんわかってくるはずですよ。

◆おもちゃ
ぐずったときのために準備しましょう。音が鳴るものは場所によっては迷惑になるため注意してください。

◆授乳のための道具
母乳で授乳している場合は、ケープなどの胸元を隠せるものを準備しましょう。
粉ミルクで授乳している場合は、お湯を沸かして水筒に入れ、1回分ごとに分けた粉ミルクと合わせて準備します。

◆ウェットティッシュ
赤ちゃんと一緒にいると汚れてしまうことも多いかと思います。ウェットティッシュがあるといろいろな場面で重宝しますよ。

◆オムツ替え用の道具
オムツ、汚れたオムツを入れる袋、おしりふき、オムツ替えシート(厚手のタオルやマット)を用意しておきましょう。外出先にオムツ替えベッドがなさそうな場合も、オムツ替え用のシートを持っていっておけばどこでもオムツ替えができます。

◆タオル
小さいものを数枚用意しておきましょう。こぼしたものを拭くほか、寒いときに赤ちゃんにかけてあげることもできます。

◆着替え
遠出するときや長時間の外出になりそうなときは着替えを用意しておくと安心です。
また夏は冷房の冷え、冬は屋外での寒さに備え、薄手の上着も持っていきましょう。

◆ビニール袋
ゴミや汚れたものを入れておくための袋です。着替えの際に脱いだ洗濯物も入れられます。またオムツ替えなどで汚物を処理するときにビニール手袋の代わりにも使えて便利です。

◆紫外線対策グッズ
赤ちゃんは紫外線に対して敏感です。日差しが強い夏場は帽子、日焼け止めなどを準備しましょう。

◆虫よけグッズ
春や夏といった虫が出る季節に公園などの自然が多い場所へお出かけをする際は、持っていくとよいでしょう。スプレータイプのものや、ミストタイプのものなどがあります。

◆ミニバッグ
車で移動する場合は、上記のものをすべて入れた大きなバッグのほかに、小さいバッグをひとつ準備しておくと便利です。車から出るときに必要なものだけ持ち歩けます。

赤ちゃんと外出するおすすめスポット!

スーパーへの買い物や役場での手続き、病院での健診などの用事以外にも、赤ちゃんとお出かけしたいですよね。以下では、赤ちゃんと行くのにおすすめのお出かけスポットをご紹介します。

◆公園
市民の憩いの場である公園は、自然も豊かで気持ちがいいですよね。道幅が広いところが多く、開けているので歩きやすいのもポイントです。
今までに行ったことのない公園など、いろいろなスポットを開拓してみてはいかがでしょうか。ただし、暖かい季節は虫が出るため赤ちゃん用の虫よけスプレーなどをして虫に刺されないように気をつけましょう。

◆児童館
児童館には、近所の赤ちゃんの友だちやママ友がたくさん集まっています。赤ちゃんと保護者で遊べるサークルがあったり、イベントを催したりしているところも多いため、ぜひチェックしてみてください。

◆図書館
絵本の好きなお子さまには図書館がおすすめです。靴を脱いで上がれるキッズスペースがあるところも多くくつろげます。雨の日や暑い日、寒い日も快適に過ごせるでしょう。

◆デパート
デパートやショッピングモールでのショッピングは、保護者の息抜きになります。キッズコーナーやオムツ替え用ベッドがあるところも多いため安心です。

外出先で赤ちゃんがぐずってしまったら?

赤ちゃんが外出先でぐずってしまうと、周囲の目も気になり焦りますよね。以下で効果的な対処法をご紹介しましょう。

◆赤ちゃんが泣き止む音を聞かせてあげる
よく使われるのが、ビニール袋のこすれるガサガサという音を聞かせてあげるやり方。意外かと思われるかもしれませんが、泣き止む赤ちゃんも多いですよ。

◆おもちゃを使う
お気に入りのおもちゃを見ると、赤ちゃんのご機嫌がよくなることがあります。あまりかさばらないよう、1、2個程度持っていくとよいでしょう。

◆視界に変化を与えてあげる
サングラスをかけさせたり、鏡を見せたりすると、視界の変化に興味が移って赤ちゃんが泣き止むことがあります。サングラスや手鏡なら持ち運びやすいので使い勝手がいいですよね。

◆歌ったり手遊びをしたりする
保護者の声は赤ちゃんにとって安心するものです。リラックスできる歌、楽しい歌など、赤ちゃんがお気に入りの歌を歌ってあげましょう。また保護者と赤ちゃんで楽しめる手遊びも効果的です。

◆抱っこしたりくすぐったりする
赤ちゃんの多くは、保護者の体のぬくもりに安心して泣き止んでくれます。また軽くくすぐって笑わせてあげるのも楽しいふれあいになる解決法です。

お子さまと快適な外出方法を探ってみて

赤ちゃんとの外出は、赤ちゃんの様子を見ながら行うことが第一です。持ち物や時間帯なども、お子さまの様子を見て調整しましょう。赤ちゃんと保護者双方にとって快適な外出方法を探ってみてくださいね。

プロフィール



子どもの心身の成長に向き合う現場を20年以上経験するドクター。経験に加え、日本小児科学会専門医・指導医、日本小児神経学会専門医・指導医、日本てんかん学会専門医・指導医、と数多くの認定資格を所持し、日々、てんかんや熱性けいれんなどのけいれん性疾患、頭痛、発達の遅れ、脳性麻痺など、主に神経疾患のお子さんの診察を行う。東京医科大学主任教授としても、次世代の医師の育成に力を入れている。

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