メリットは?注意点は?赤ちゃんのお散歩のポイント

赤ちゃんと保護者が気分転換できるお散歩。生後3ヵ月くらいになって首がすわってきたらお出かけもしやすくなりますよね。とはいっても初めてのことだと、準備すべきものや注意したいことなどを事前に知っておきたいことが多いと思います。そこで今回は、赤ちゃんのお散歩について押さえておきたいポイントをご紹介しましょう。

赤ちゃんのお散歩のメリットは?

赤ちゃんのお散歩には主に3つのメリットがあります。

1つ目は、外気にふれることで、赤ちゃんの皮膚や呼吸での抵抗力がつくことが挙げられます。最初から長いこと外気にふれると赤ちゃんも疲れてしまうため、外気浴から始め、少しずつ慣らしていきましょう。

2つ目は、赤ちゃんと保護者との会話の幅が広がることです。「お花がきれいだね」「ワンワンもお散歩しているね」など、移り変わる風景を見ながら家の中よりもいろいろなことを話しかけられます。保護者がさまざま語りかけることで赤ちゃんの中での言葉の世界も広がっていくでしょう。

3つ目は保護者の気分転換になることです。家の中でひとり育児ひと筋になっていると気分も沈みがちです。日光を浴びることには気分の落ち込みを防げる効果があるだけでなく、夜の授乳で狂いがちな生活リズムをととのえるのにも役立ちます。

赤ちゃんのお散歩はいつから?

赤ちゃんのお散歩は1ヵ月健診のあとくらいを目安にしましょう。外気浴に慣れてきたら、まずは自宅に近いところからスタートし、少しずつ範囲を広げてみるといいですよ。

赤ちゃんのお散歩のときの準備

赤ちゃんのお散歩のときには、以下のものを準備してお出かけしましょう。

◆オムツ関係
オムツが汚れてしまったときのために、替えのオムツとおしり拭き、汚れたオムツを入れるビニール袋を持っておきましょう。オムツ替え用のマットもあると、出先にオムツ替え用ベッドがない場合も安心です。

◆帽子、着替え
赤ちゃんがいつ洋服を汚してもいいよう、着替えは一式持っていっておきましょう。また紫外線対策のため帽子も忘れずに準備しましょう。

◆水分補給グッズ
外に出ると赤ちゃんは汗をかきやすいです。赤ちゃん用のマグなど水分補給できるグッズを持っていきましょう。

◆母子手帳、保険証
けがや病気など、いざというときのために母子手帳と保険証を持っておきましょう。近くに病院があるかどうかもチェックしておくと安心です。

赤ちゃんのお散歩での注意点!

赤ちゃんのお散歩の際には以下の点に注意しましょう。

◆小さいうちは自宅の近所で
赤ちゃんとお散歩する際には、万が一のトラブルにも備えて自宅へすぐ戻れる範囲にとどめておくと安心です。授乳の必要がない時間で行ける範囲を目安にするとよいですよ。

◆紫外線対策、水分補給、温度調節に注意
環境省の「紫外線環境保健マニュアル」によると、赤ちゃんとのお散歩は日差しの強い10時~2時頃を避け、朝夕の涼しい時間帯に行くようにすることが望ましいとされています。
また、出かける場合は薄い長袖と帽子を着用させ、ベビーカーの日よけを利用するようにするようにいわれています。この理由は、赤ちゃんが紫外線を浴びすぎると皮膚や目に悪影響を及ぼしたり、免疫力が低下してしまったりするためです。

また赤ちゃんはまだ温度調整がうまくいかないため、衣類による温度調整に注意してあげましょう。こまめな水分補給も大切です。

◆お昼寝や授乳、離乳食の時間は避ける
ふだんお昼寝をしていたり、授乳や食事をしたりしている時間帯は、お散歩は避けるようにしましょう。赤ちゃんの生活リズムの中でお散歩を取り入れるようにしてください。

◆天気の変化に注意
赤ちゃんを連れているときに急に雨が降ると大変です。天気が変わる予兆はないか、天気予報と空の様子に十分注意して出かけましょう。

◆帽子や靴、おもちゃを落とさないように
赤ちゃんは手に持っていたおもちゃや履いていた靴をいつの間にか落としてしまうことがあります。赤ちゃんの様子をよく見てあげ、落としたらすぐに気づけるようにしておきましょう。

◆赤ちゃんが疲れないようにしましょう
1時間以上お散歩をするときには、1時間に1回を目安に休憩を入れるようにしましょう。ベビーカーに乗っていたり抱っこされていたりしても、赤ちゃんは疲れてしまいます。保護者も座ってゆっくり疲れをとってください。

無理せず楽しく気分転換を!

お散歩は保護者と赤ちゃんが楽しめることが第一です。「行かなくちゃ」と義務を感じたり、無理をしたりする必要はありません。保護者と赤ちゃんのペースで楽しく気分転換できるお散歩をしてみてください。赤ちゃんの体も心も豊かに養われるはずですよ。

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