後悔しないベビーカーを買うポイントは「タイミング」!
お子さまが生まれる前から、お子さまと一緒に公園に行ったり、街を散歩したりする姿を想像してワクワクしている人も多いのではないでしょうか。実際、出産後には散歩だけではなく、病院での健診や日常の買い物など、小さなお子さまとお出かけする機会は意外と多いものです。
そんなときに頼りになるのがベビーカーです。親子の活動範囲を広げてくれるものでもあります。しかし、「買ったもののあまり使わなかった」という体験談を聞くことも少なくありません。また、日本製、海外製、それぞれの各メーカーから多種多様なモデルが出ているので、「どんなベビーカーを買ったら良いのかわからない」という保護者のかたも多いのではないでしょうか。
そこで、ベビーカーの種類や、買う前に注意するポイントをご紹介しましょう。
まずはベビーカーの種類と特徴をチェック!
ベビーカーは大きく分けてA型タイプとB型タイプ、その他に分けられます。タイプごとに使用開始時期や特徴が違っているので、購入前にチェックしておきましょう。
◆A型タイプ
生後1ヵ月から6ヵ月頃まで使えるタイプです。お子さまを寝かせた状態で乗せられるように、シートがフラットになるのが特徴です。お子さまの顔を見ながら押せる対面式、お子さまの後方から押す背面式、ハンドル位置を前後に動かすことのできる両対面式などがあります。
◆B型タイプ
生後7ヵ月から3歳頃まで使えるタイプです。シートにあまりリクライニング機能がなく、お座りができるようになってから使えるものがほとんどです。背面式で折りたたみやすく、軽くて持ち運びしやすいのが特徴です。
◆その他
B型タイプよりもさらにコンパクトで軽量なのがバギータイプです。かなりコンパクトにたためるのが特徴ですが、シートがリクライニングしないので、使用できるのは腰がある程度しっかりしてくる生後7ヵ月以降となります。
ほかに、シートを外してそのままチャイルドシートとして使うことのできるマルチタイプや、小回りが利いて操作性の高い3輪タイプなどがあります。
生活スタイルを再確認
生活スタイルとベビーカーのタイプが合っていないと、ベビーカー購入後に「失敗した」と思ってしまうケースが多いようです。そこで、購入前にふだんの生活スタイルを確認しておきましょう。
◆移動手段
バスや電車などの公共交通機関を利用することが多ければ、頑丈な造りでお子さまを快適に乗せることができるのと同時に、操作性が良く軽量なベビーカーがおすすめです。
一方で、車での移動が中心で、お買い物や出先でベビーカーを使用することが多い場合は、車のトランクに入れやいコンパクトさをチェックしておきましょう。
◆想定される使用状況
毎日のお散歩やお買い物など、お子さまと保護者のかたひとりでお出かけすることが多い場合には、軽量かつ操作性の良さをチェックしましょう。荷物スペースの大きさや、女性の力でも簡単に扱えるかどうかも要チェックポイントです。男性が主に使う場合には、ハンドルの高さが調節できるものを選ぶと使いやすいです。
ベビーカーを買うのはお子さまが生まれてからがおすすめ!
一番のポイントは買うタイミングです。それは、お子さまが生まれてから。というのも、ベビーカーがあまり好きではない赤ちゃんは意外といます。せっかく吟味して買ったのに、いやがって乗ってくれなかったというケースもあるのです。
ベビーカーの使用開始時期は生後1ヵ月以上に設定されていることが多く、生まれてすぐ使うことはあまりありません。また、新生児期はゆっくり寝かせてあげたい、出産後の体力回復に努めたいなどの理由から、あまり外出しない傾向にあります。
特に、冬生まれのお子さまの場合には、冷たい空気の影響やインフルエンザをはじめとするさまざまな風邪菌に感染するリスクを考え、外出を控えるという人もいます。
そこで、ベビーカーを出産前に買わなくてはならない特別な事情などがなければ、お子さま自身に試乗して選んでもらいましょう。お子さまを乗せたときのベビーカーのサイズ感や重量感、お子さまの機嫌の変化などをチェックして決めれば、より満足度の高いベビーカーを選ぶことができますよ。
お子さまと選ぶ楽しさも
いかがでしたか?小さなお子さまとの生活において、活動範囲を広げてくれるベビーカー。保護者のかたとしてはおしゃれで、すてきなベビーカーを選びたいですよね。
しかし、実際に乗るお子さまが気に入ってくれない、または生活スタイルに合っていないと、「お出かけの度にイライラしてしまう」なんてことになりかねません。だからこそ、買うタイミングは、お子さまが生まれてからがおすすめなのです。
より快適で、使いやすいベビーカーをお子さまと一緒に、楽しみながらじっくり選んでみてくださいね。