積み木遊びが子どもを育てる! 効果や選び方のポイントは?

子どもは遊びを通じて世界のあらゆるものにふれ、さまざまなことを学び、成長していきます。そんな成長著しい時期にどのようなおもちゃを与えてあげるか、保護者として悩ましいところかもしれません。
今回は、子どもの代表的なおもちゃである「積み木」に、どんな効果や遊び方のコツがあるのか、探っていきましょう。

積み木遊びでどんな力がつくの?

手先を動かす遊びは脳の発達にいい、なんとなくそんなイメージをおもちの保護者も多いですよね。実際に、積み木遊びはどのような力を鍛えてくれるのか、ご紹介しましょう。

◆想像力を鍛える

積み木の形は、一般的に抽象的な形のものが多いため、想像を無限に膨らませてくれます。例えば、ひとつの木片を車に見立てて走らせたり、積み木どうしを合わせて音を出して楽しんだり。ときとして大人の目には想像もつかないものに見立てて遊ぶこともありますが、修正してしまうと想像力の発達を妨げてしまうかもしれません。
一緒に楽しみながら見守ることが大切です。

◆創造力が発達する

物事を立体的に捉えることができるようになり、作りたいものを形にするうちに、創造力がどんどん身についてきます。また、上に積んでいくだけの積み木は崩れやすいため、崩れても繰り返しチャレンジする気持ちや意欲を育ててくれるでしょう。

◆手先の器用さ、バランス感覚、集中力を養う

積み木を積み上げるには重心が真ん中にないと簡単に崩れてしまいます。その作業はとても繊細で、手先の器用さ、バランス感覚、集中力が必要になります。高く積み上げることに挑戦し、夢中になって遊ぶことで、相乗的にそれらの能力を高めてくれるでしょう。

◆他にこんな効果も

きょうだいや友だちと一緒に遊べば、共同作業により協調性や連帯感が生まれるでしょう。他にも、色つきのものなら色を、文字入りのものなら文字を、遊びを通して覚えることも期待できます。

何歳から積み木で遊べるの?選ぶポイントは?

「何歳から積み木で遊べるの?」
そんな疑問を抱える保護者も多いのではないでしょうか。しかし、この問いに正解はありません。生後半年の赤ちゃんも、7歳のお子さまも、想像力をかきたててくれる積み木遊びは楽しいもの。早すぎることも遅すぎることもありません。

ただし、年齢によって適した積み木があります。
0〜2歳くらいまでのお子さまには、もちやすく、単純な形で、誤飲しないような大きなサイズの積み木を与えてあげましょう。
赤ちゃんは興味のあるものはまず舐めて確認する傾向があるため、材料・材質の安全面が気になる保護者も多いかもしれません。そんなかたには、口に入れても安心なお米でできた積み木などがおすすめです。
お子さまが大きくなってきたら、高度な遊びのできる積み木をぜひ与えてあげてください。上手になってきたら徐々に買い足していくのもGOOD!

保護者も一緒に遊ぼう!

生後半年から1歳半くらいまでは、まだ積み上げることができないため、もどかしく感じるかもしれません。しかし、最初は倒すことも赤ちゃんにとっては楽しい遊びなので、保護者が積んであげ、倒したら「倒しちゃったね〜」と声をかけてあげましょう。そうすることで、赤ちゃんは自分の行動の意味を学びます。

指先が器用になってくると、徐々に自分で積めるようになります。なんでも自分でやりたがる時期になったら、静かに見守りましょう。危険な行為をしない限り口出しせず、新たにできることが増えればよくほめてあげること、それがお子さまの意欲をかきたてます。

単純そうに見える積み木ですが、お子さまにとっては遊びが無限に広がる夢のような世界をつくりうるのです。遊びながらいろいろなことを学べるなんてすてきですね!
お子さまも大人も一緒に楽しめる積み木、その魅力をさまざまな遊びの中で発見してみてください!

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