他の楽器ともセッションすることが多い「ドラム」を習って、子どもの世界を広げよう!
音楽の習い事は、歌やピアノ、ギターなど数多くありますが、その中でもドラムは「叩けば音が鳴る」という親しみやすさから、年齢の低いお子さまでも始めやすい楽器となっています。
音感やリズム感のほか、創造力などの芸術性を伸ばすことにも効果的だと言われています。そしてさらに、ドラムは協調性を育む側面もあるそうなのです。そんなドラムの習い事について、特徴をみてみましょう!
ドラムで身につく力
楽器の習い事は音感や芸術センスなどを育み、表現力や感情を豊かにする効果があると言われています。それに加えてドラムは、リズム楽器であるため、リズム感もみがかれます。リズム感は、長くドラムの練習を続けることでしっかりと身についていきます。
ドラムは協調性やコミュニケーション能力を高める楽器!?
また、ドラムの楽器の特性として、吹奏楽やジャズ、ロックなどさまざまなジャンルに使われ、多くの楽器とセッションできるということがあります。逆にいえば、ドラムはソロパートでもない限り、自分ひとりだけで曲を演奏するということはほとんどありません。
ボーカルやピアノ、ギター、金管楽器などのメロディー楽器、そしてベースなどのリズム楽器と一緒に演奏することによって、さらに輝く楽器だと言えるでしょう。
このように、ドラムを続けていると、ほかの楽器とセッションすることが多いため、自然と協調性やコミュニケーション能力が身につくことが期待できます。
しかも、ドラムはどんな編成であっても楽団やバンド全体を支える屋台骨です。「みんながもっと気持ちよく演奏できるように」「お客さんがもっと音楽を聴いて楽しめるように」と意識することが上達の近道でもあります。
自分が楽しむことはもちろん、まわりを冷静にみて判断する能力が身につきやすい楽器だと言えるでしょう。
ドラム教室を選ぶ際のポイント
ドラムを始めるには、大きく分けて、楽器店などが行っている総合的な音楽スクールのドラムコースに通うか、または個人が教えているドラムレッスンに通うというふたつの方法が挙げられます。
総合的な音楽スクールのドラムコースの方は、他の楽器のコースもあるため、セッションや発表会の機会が多いことが特徴です。内容などがきちんと決められていることが多く、基礎を学ぶことができます。
個人のドラムレッスンは、セッションなどの機会は少なくなりますが、スクールに比べ個人レッスンでみっちり教えてもらえることが多いようです。
ドラムは、同じ楽器でも吹奏楽で使われるマーチングドラム、ジャズドラム、ロックドラムなどさまざまなジャンルや叩き方があります。そのため、講師によっても教え方や得意なジャンルが大きく違うことも珍しくありません。
また、音楽スクールか個人レッスンかで受講費は大きくは変わらないことが多いようです。そのため、いくつかの教室を見学し、お子さまとの性格の相性や、お子さまが「やりたい!」と思える講師の元で学ぶ方がよいでしょう。
誰かと一緒に演奏する楽しさを思いきり味わおう!
楽器はひとりで演奏するのも楽しいですが、誰かと一緒に演奏すると、楽しさが何倍にもなります。そういった意味で、さまざまな楽器・ジャンルとセッションできるドラムは、音楽の楽しさを堪能できる楽器と言えるでしょう。
お子さまがドラム、お母さんがピアノ、お父さんがギターという音楽一家もすてきですし、幼い頃からドラムをやっていれば、成長してから吹奏楽部やバンド活動で親しい友だちもできるかもしれません。
ぜひ、ドラムを習うことでお子さまの世界を広げてみてあげてください。