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総合監修:二瓶 健次 先生
各専門分野の先生の紹介
生活・健康・安全アドバイス - 生活環境
音に対して敏感で、バイクの音や掃除機の音など重低音がだめなようです。
最近、音に対して過敏で「怖い」と泣き出してしまいます。バイクの音や掃除機の音など重低音がだめらしいのです。抱き締めても効かないようですが、克服する方法はありますか?
何よりも安心させてあげることが一番です。お子さんが落ち着くまで抱き締めてあげたり、好きな遊びや体を使った遊びをしながらお子さんの不安を取り除いてあげましょう。
音に敏感なお子さんはたくさんいます。大人でも不意にバイク音のような大きい音を聞くとビックリすることがありますので、体に響くような音は子どもにとってはかなり怖く感じることがあるでしょう。
発達に問題があるお子さんの場合、早い時期から特定の音を極端にいやがり、耳をふさいでパニック状態になることがあります。
ご相談のお子さんは、最近急に怖がり出したということですので、おそらく一過性のものと思われます。予期せぬ状況で聞いた音にビックリし、怖い思いをしたことがあったのかもしれません。感受性の強いお子さんですと一度経験したことがしばらく残ることがあります。
また3歳を過ぎると物事の理解が深まってきます。たくさん経験をしながら学習していく一方で、子どもなりの不安やストレスも出てきます。
例えば、ちょっとしたことを怖がる、遊びに集中できない、おうちのかたから離れられない、生活習慣が乱れるなど、音を怖がることのほかに何か気になることはないでしょうか?
お子さんの中で何か不安があると、今まで大丈夫であったことを急に怖がるようになることもあります。
しかし、音を怖がるだけで特にふだんの生活に問題がなければ心配はないでしょう。
安心させてあげることが一番ですのでお子さんの気持ちが落ち着くまで抱き締めてあげましょう。お子さんの好きな遊びをたくさんさせてあげたり、外に出て体を使って遊ぶことも大切です。
何か熱中するものがあれば少しずつ落ち着いてきます。しばらく時間がかかるかもしれませんが、根気よくかかわってあげるとよいでしょう。