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総合監修:二瓶 健次 先生
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生活・健康・安全アドバイス - 食事
病気のときに苦い薬をスプーンであげていたらスプーン嫌いに。離乳食を食べなくなってしまい、体格も小さいので心配です。
病気をしたときに、苦い薬を無理やりスプーンで与えていたら、すっかりスプーンが嫌いになってしまい、それまで大好きだった離乳食を食べなくなってしまいました。
スプーンを近づけたり、指で食品を口に当てるだけでもいやがってしまいます。ほかの子より体格も小さいし、はいはいもしないので、発育がとても心配です。
生活のリズムや食事の時間などの様子をみながら、離乳食の量や味を調整していくといいでしょう。
赤ちゃんは意外に味に敏感で、いつもと味が違うと受け付けなくなったりすることがあります。また、そのときの気分によって食べる意欲も量も異なりますから、気が向かないと絶対と言っていいほど食べてくれません。いやがるのを無理に食べさせようとすると、かえって反抗して食べなくなってしまいます。
食事の間隔を見直したり、遊びでおなかが十分すいている時間を見計らって、離乳食の段階を少し戻すこともひとつの方法ですね。
また、スプーンのかたちや素材を変えて見るのもひとつだと思います。
薬の苦い味の記憶をとるために、少し甘い味をつけてみるのもよいかもしれません。
いずれにしてもまだ8ヵ月ですので、慌てずお子さんの様子を見ながら離乳食を進めていきましょう。
はいはいをしないということのようですが、お座りをしているようならば心配はなく、ほかのお子さんに比べて体格が小さいということに関しては、ご相談の内容からは一概に判断できません。
生まれたときの体重も少なかったのか、現在の体格は体重だけでなく身長も低いのか、母子手帳の身長、体重曲線の平均に比べてお子さんの体重、身長が低いのか、これまでのミルクの飲みも悪かったのかなどから、発育の状態を総合的に判断しますので、ご心配な場合は、地域の保健センターやかかりつけの小児科で相談してみてください。