中高生の金銭教育 お金をめぐるトラブルに保護者はどう対処する?

中高生の金銭教育 お金をめぐるトラブルに保護者はどう対処する?一生続いていくお金との付き合い方を、子どもにはどう教えるべきだろうか。ベネッセ教育情報サイトでは、ファイナンシャル・プランナーの山本節子氏に、中学生・高校生時代の金銭教育について、解説してもらった。 ***思春期からは、ぜひ本格的に金銭教育をしていただきたいと思います。子ども同士で行動することも多くなるうえ、自我の形成で保護者には言いたくないことが増えてくるため、お金に関するトラブルに巻き込まれやすくなるのです。「世の中に甘い話はない」ということをしっかり教えてあげてください。「簡単にお金が手に入る」といった話には絶対乗らない、欲しくもないものをすすめられたらきっぱり断るといったことは徹底すべきです。保護者のお金を盗った、おつりをごまかした、カードを勝手に使った……など、お金をめぐるトラブルも、思春期によく起こります。大切なのは、頭ごなしに叱らず、なぜそんなことをしたのか時間をかけて聞くことです。いじめにあっていて脅されているなど、やむにやまれぬ事情があるのかもしれません。大事なのは、社会に出て、自己責任が問われるようになったとき、本人がいかに適切に行動できるかです。今、目の前にあるおこづかいは、ただ欲しいものを買うための道具ではなく、保護者が苦労して稼いだものであること。そのお金を配分しあって、家族みんなが生活できていること。そして、自分も将来は社会に出て仕事をし、生活費を得なければならないこと。こういったことは、日々、子どもが保護者の後ろ姿を見ながら自然に学んでいくものだと思います。保護者が、お仕事や家計について、さまざまなエピソードを交えて話してあげるのもよいですね。また、お年玉の配分をめぐるきょうだいげんかと、相続をめぐる骨肉の争いの根は同じなのです。将来、深刻な問題に巻き込まれるのを避けるためにも、今お金としっかり向き合っておくのは必要なことです。

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