専門家が語る幼児への金銭教育 「稼ぐという観点も必要」

専門家が語る幼児への金銭教育 「稼ぐという観点も必要」社会生活を送る上で、切っても切れないお金との関係。そんなお金との付き合い方を、子どもにどう教えたらよいのだろうか? ベネッセ教育情報サイトでは、幼児期における金銭教育のポイントを、ファイナンシャル・プランナーの山本節子氏に伺った。***小学校に上がる前に金銭教育なんて早い?とお考えのかたも多いかもしれませんが、小さな子どもたちは、大人がお財布から出し入れしている「お金」というものに、興味津々です。そんな幼児のころに、金銭教育を始めるのはよいことです。「これはいろいろな品物と交換できる、大切なものなんだよ」と教えてあげるとよいですね。言葉や数に興味のあるお子さんなら、おままごとの延長で、一緒に「お買いものゲーム」をして遊んであげるのもよいと思います。お買いものゲームをして遊んでいるうちに、子どもたちがすぐ気付くのは「お金って、使っているとすぐなくなる」ということです。そこでぜひ、「お手伝いをするとおはじきがもらえる」といったルールを取り入れてはいかがでしょうか。お金を「使う」ことだけでなく、働いてお金を「稼ぐ」ことにも、ぜひ興味を持ってほしいなと思います。何かお手伝いをすると、お母さんが喜ぶ。お母さんが喜んでくれると、自分もうれしい。そんな気持ちのやりとりがあると、この遊びはとても盛り上がります。今の社会では、ともすれば「お金はあればあるほどよい」とされ、消費の楽しみばかりが強調されがちです。たしかに、お金はないと困りますが、ありあまっていても幸せになれるとは限りません。自分は家族が働いて得た収入と支出のバランスの中で生活していること、大人になるといずれは働かなくてはならないこと、自分の好きな仕事をして、誰かに喜んでもらうことで収入を得るのは幸せなこと……日常生活や遊びの中で、そんなことを自然に伝えられたら理想的ですね。金銭教育の第一歩として、最も伝えておくべきなのは「お金はとても大切なもの。でも、もっと大切なものもある。お金は人を幸せにする道具じゃないんだよ」ということかもしれません。

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