苦手対策に効果がある課題の難易度とは?

苦手なことに対しては、誰しも「やりたくない」、「避けたい」と思ってしまうのではないでしょうか。
そういう感情があると、思考も停止してしまいがちです。苦手なことでも、嫌々ではなく、モチベーションを上げながら、学習を進められるようにしたいですね。そのためには、課題の難易度はどれくらいがよいのでしょうか。学習の進め方と共にお伝えしたいと思います。

(赤ペン先生 吉田)

この記事のポイント

1.「これなら簡単にできる」ということから始める

いきなり、わからない勉強から始めても、やりたくないという気持ちが先行してしまうため、まずは、お子さまの前に立ちはだかっている「わからない、やりたくない」という《心の壁》を取り除きましょう。

そのためには、お子さまが、「これなら簡単! わかる、できる!」というところに戻って、そこから始めるのがよいと思います。できると調子が出てきて次のステップに進めます。

2.次は「これならできそうだ」と思えることを課題にする

「できる」ことを実感したら、それは、次への意欲になります。
そこで、「これができたから、次はこれもできるよ!」と声をかけ、弾みをつけましょう。そして、「これならできそうだ」と思える程度に、少しだけ問題の難易度をアップします。お子さま自身が、「これならできそうだ」と思えた時点で、たいていのことはできるはずです。
学習を進めるうちに、「わかった」「できた」を実感できると、面白さも感じられるようになるでしょう。それが、学習意欲につながっていきます。

3.くり返しの中に変化をつくる

少しレベルアップした問題ができるようになったからといって、すぐにもっと難しい問題に挑戦しようとすると、また、「わからない」にぶつかってしまい、やる気ダウンになりかねません。
やはり、理解を定着させることが必要です。それには、《くり返し取り組む》ことは欠かせませんが、単調なやり方では飽きてしまったり、頭を使わないで問題を解いてしまったりする可能性があります。

そこで、同じ難易度の問題だけではなく、簡単にできる問題と、それより少し難易度の高い問題を交ぜて取り組むことをおすすめします。レベルの違う問題を交ぜることで、変化が生じ、単調ではなくなるため、学習効果が上がります。

安定的な理解が得られると、お子さまは自分から、「もっと難しい問題に取り組みたい」と思うようになるでしょう。そのタイミングで、課題をレベルアップしていくのがよいと思います。もし、そう思わなかったとしても、基本的なことが理解できていたら心配無用です。応用力は、あとからでも付けられます。

まとめ & 実践 TIPS

簡単すぎると油断してしまう、難しすぎるとお手上げ状態になってしまう、ちょうどよいのは、すぐにはわからないけれど、がんばって考えたらできるような課題が、いちばんやる気をアップさせるようです。

「自分はやればできる」と思えると意欲が高まります。逆に、「自分にはできない」と思ってしまうとスタートラインにさえ立つことができません。

お子さまが、がんばれば必ずできるような課題を設定して、それができたら、「すごいじゃない! よくがんばったね!」などと大いにほめて、達成感を与える。そういった体験を積み重ねていくと、「自分はがんばればできる!」という自信が付き、苦手なことにもチャレンジしていける精神が育っていくように思います。

吉田かさね

吉田かさね

「赤ペン先生」歴26年。3年生担当
高校生の時、「進研ゼミ」を受講していて、「赤ペン先生」の文字の美しさ、丁寧さ、優しさにふれ、自分もこんなふうにできたらよいなと思い、「赤ペン」の道へ。日々「『赤ペン』って楽しい!」「次もがんばろう!」と思えるような声かけ・指導を心がけている。
また、続けることで、力がついたと実感でき、自信を持ってもらえることが一番の励み。
趣味:読書・舞台鑑賞
自己紹介:ケセラセラ(なるようになる!)
1男1女の母。

プロフィール



赤ペン先生は「進研ゼミ」の選考に合格し、ゼミ独自の研修・教育を通じて、教科の学習内容やお子さまの力を伸ばす指導法などを学んだ人です。 お子さま一人ひとりの解答状況や学習の到達度に合わせて、丁寧に添削・指導いたします。 ※「赤ペン先生」は(株)ベネッセコーポレーションの登録商標です。

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