寝かしつけにも活躍! おくるみのメリットと使い方

生まれたての赤ちゃんと言えば、おくるみに包まれた姿をイメージする人も多いのでは。ところが、おくるみには、洋服と違って袖やボタンなどがないため、初めて使うときにはどうやってくるめばいいかとまどってしまいがち。メリットや、便利な使い方を見ていきましょう。

おくるみのメリットを知ろう

おくるみを使う大きなメリットとしては、寝かしつけがスムーズになるという点があります。ママのおなかの中のような適度な圧迫感と、抱っこされているような安心感でぐっすり眠ってくれる赤ちゃんが多いのです。生後すぐ〜4ヵ月頃までの赤ちゃんは、モロー反射(生後まもない赤ちゃん特有の原始反射)で眠っているときでもビクッと手足を伸ばすことがあります。それをきっかけに泣き出してしまうことも多いのですが、おくるみにくるまれていれば大きな動きにならないため、眠りを妨げにくくなります。

おくるみの便利な使い方

おくるみは、専用のものでも、大きな一枚布やバスタオルなどでも代用できます。一般的な巻き方を見ていきましょう。

【フードのついたタイプ】
簡単にすぐにくるめる方法です。お出かけ時の防寒対策などにも適しています。
(1) 頭にフードをかぶせる。
(2) 足元→右側(または左)→左側(または右)の順でくるんでいく。

【スワドリング】※大判の布(目安として120cm×120cm)や毛布などを使用。
生後まもない時期におすすめの、腕を固定するくるみ方です。寝かしつけに効果的とされています。締め付けすぎないように注意しましょう。
(1) 角を一ヵ所折る。
(2) (1)の折り目に赤ちゃんの肩を合わせるように乗せる(頭だけが布からはみ出している状態)。
(3) 赤ちゃんの右腕を伸ばして体に沿わせ、左側の布で包みこむ。
(4) 足元の布を持ち上げ、足から体を包む。あまった布の端は赤ちゃんの左脇から体の下に入れる。
(5) 赤ちゃんの左腕を伸ばして体に沿わせ、右上の布を左肩から下に向けてくるむ。
(6) 右下の布を、赤ちゃんの右肩に向けて斜めに持ち上げ、あまった分は巻きつける。

おくるみを寝かしつけに使えるのは、モロー反射がなくなる頃までが目安ですが、それを過ぎてもお昼寝やお出かけ用のブランケットとして重宝します。昔から赤ちゃんをやさしく包むために愛用されてきた「おくるみ」。上手に末ながく使いたいですね。

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