離乳食を食べない! 考えられる原因と対策とは?

離乳食が始まると、いろいろな悩みが出てくることがあります。「思うように食べてくれない」「急に食べなくなって心配」と、悩むおうちのかたは少なくありません。離乳食を食べないとどんな問題があるのでしょうか。また、どのように対処すればいいのでしょうか。

離乳食の目的とは?

離乳食とは文字通り、おっぱいやミルクなどから少しずつ離れ、固形物を食べられるようにする訓練期間の食事のことです。初期段階の目的は、固形の食べ物やスプーンやフォークなどの道具に慣れ、食べ物の咀嚼(そしゃく)や飲み込み方を覚えること。食べないからと言って、すぐに栄養が不足するわけではないので焦らなくても大丈夫。お子さまのペースに合わせて進めましょう。

食べたいときに与えることが大事

お子さまが離乳食を食べない場合、その原因にはどんなことが考えられるでしょうか。よくある原因はタイミング。「おなかが空いていない」「眠い」「機嫌が悪い」という場合は、大人でも食欲がわかないはず。食べることに慣れていない赤ちゃんならなおさらです。食事の時間をお昼寝や散歩の後にするなど、タイミングを見直すと改善することもありますよ。

お子さまの好みや性格を把握して

また、調理の仕方が食べない原因になっていることも。味の変化に慎重なお子さま、反対に、同じ味だと飽きてしまうお子さま、固さや大きさなどの変化に敏感なお子さまなど、個性はさまざま。食べないのはどんなものを与えたときかを把握すると、改善策が見つかることもあります。

食べたくなる環境を見つけよう

意外なところでは、スプーンやお皿などの食器や食べる場所、エプロンなどを変えることで、解決することも。お子さまのお気に入りを見つけて、気持ちよく食事できる環境を整えましょう。

おうちのかたは「とにかく食べてほしい」と思ってしまいがち。でも、離乳食を食べないとしても、元気で順調に成長していれば、ひとまず心配はありません。あっという間に過ぎる離乳食の時期。お子さまもおうちのかたもストレスを感じることなく楽しめるといいですね。

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