離乳食を食べない子どもにイライラ……どうする? 考えられる原因とおすすめの対処法

子どもの離乳食期。それは成長を感じる嬉しい時期である反面、食べない・遊び食べ・食べムラなどによってどうしてもイライラしてしまうこともあるでしょう。

疲れている保護者、そして食べない子ども。それがマッチすることによってさらなる悪循環となる可能性も。原因と対処法をしっかり押さえて、イライラしない離乳食タイムを楽しめるよう心がけたいものです。

この記事のポイント

子どもが離乳食を食べない……考えられる原因は?

まず意識しておきたいのは、「離乳食期の子どもはすべてのものが初めて」の状態であるということです。今まではミルクや母乳などの味の濃い液体のみで生きてきたのに、いきなり違う形状の薄味のものに変わるために、子ども自身も動揺しているかもしれません。

大人も、海外の食事の形状や味付けが口に合わないということがありますよね。「食べにくくて当然」と考えれば、イライラも軽減するかも。

■口に入った感じ・味がイヤ

スプーンを金属からシリコンに変えたら、もしくは同じシリコンでも、より小さく細長い形のものに変えたら食べるようになった、などはよくある話です。また、手作りは食べないけどベビーフードはすごく食べる、ということも。

離乳食の手作りはとっても大変。時間をかけて作ったのにほぼ食べず捨てるだけ……となれば、保護者のストレスになってしまうのも当然のこと。それなら食べない期間は、思い切ってベビーフードメインにして見るのもひとつの手です。数回に1回はベビーフードを参考にして作った手作り離乳食を出してみると、意外と食べてくれるかもしれません。

■お腹が空いていない、「食べる」がよく分かっていない

今までは1日に何度かあった授乳・ミルクタイムですが、離乳食になると決まった時間に食べるようになります。初めのうちは授乳・ミルクと並行で進むため、離乳食の時間にお腹が空いていないことも。新しい食材でなければ、一日のなかでいちばんお腹が空きやすい時間に離乳食タイムを持ってくるのもおすすめです。

また、子どもは保護者のマネをしたがるので、離乳食タイムはぜひ保護者とお子さま、一緒に食事タイムにしましょう。保護者は自分の食事と子どもの離乳食で忙しいですが、こぼしてしまっても大丈夫な環境を整えると負担も減ります。

「食べない」子どもを観察してみよう

離乳食をほとんど食べないお子さまの場合、やはり気になるのは栄養状態と今後の成長に影響がないかどうかですよね。お子さまに関する悩みは保護者にとって非常に大きな問題です。遠慮なく小児科の先生や子育て支援センターへ相談してみましょう。

もし先生たちから見て「健康状態に問題なし」、そしてとくに機嫌が悪かったり泣き続けたりしないのであれば、「食べない」をあまり心配しすぎなくてよい場合も。ただし、離乳食を食べない代わりにと、比較的よく食べるお菓子やフルーツなどを多めに出すのは、余計に離乳食を食べなくなる可能性があるためNGです。

■「食べない子ども」をじっくり観察してみても

子どもの一生のうち、離乳食の期間はほんの数ヶ月ほど。離乳食を食べるか食べないかは個人差が大きく、その理由も大人からすれば想像しにくいものだったりします。「できる工夫はすべてやった」とその時は思っていても、少し成長すると子どもの個性が分かってきて、あとで振り返ると「もっとこうしたらよかったかも……」なんて後悔することもしばしば。

小さなうちは何度か検診もあるので、病院の先生と相談してアドバイスをもらいつつ様子見を。「食べさせなきゃ」と食材に向かって試行錯誤するよりも、食べない子どもを観察しているときのほうが良いアイデア・方法がひらめくかもしれません。

離乳食は「取り分け」でもっと簡単に!

離乳食は「時間があるときにまとめて作っておいて冷凍」など時間と手間と労力がかかるイメージがありますが、それが保護者の負担になってしまうとイライラの原因につながることも。そのため、月齢次第では「大人のご飯を取り分けて、さらにお湯でぐつぐつ煮る」くらいの感覚で離乳食を作るのもおすすめです。

大人用のご飯や普通に作ったおかずを、少し洗って味付けを落とし、小鍋にとって月齢に合わせた固さまでお湯で煮る。スパイスや辛味などの刺激があるものはNGですが、だいたいはこれで離乳食が作れます。あとはベビーフードなどを利用して、簡単にもう一品追加しても。わざわざ別で一から作らないことで手間をかけないうえ、保護者とお子さまが一緒のメニューを食べられる楽しみもあります。

基本的な配慮はしっかりとしつつも、「赤ちゃんだから」と特別に考えすぎないことも大切です。保護者・お子さま共に負担のない離乳食で、「食事は楽しい時間」ということを覚えてもらえるとよいですね。

まとめ & 実践 TIPS

小さな子どもの成長は、月齢によって「これができるようになる、あれができるようになる」などの一般的な基準がありますが、それはあくまで平均です。焦らなくてもOK。子育てのだいたいの最終目標は、お子さまがひとりでも幸せに生きていける大人にするためのサポートです。

まだまだ長い子育て期間。ゆっくり楽しみながら、お子さまのペースで進んでいきましょう。

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