【手抜きじゃなくて「時短」です】毎日の家事を賢く済ます時短術

 毎朝朝食をきちんと作って、子どもにご飯を食べさせて、送り出して、そのあとは洗濯に掃除…と、子育てをしながら家事をしっかりとこなすことはとても重労働で難しいことです。できればもう少し楽にできないかな、なんてだれしもが考えることではないでしょうか。
そこで小学生のお子さまをもつ先輩ママ100人に、炊事、洗濯、掃除において時間を短縮するためにどんな工夫をしているかを聞いてみました!


料理の時短術

1. 電子レンジやホットプレートなどの家電製品は強い味方

忙しいお母さんの料理の強い味方が電子レンジやホットプレートなどの家電製品です。最近の家電製品は高機能になってきていて、様々なことができるようになっています。

 

・炒める前に電子レンジでチンしてから炒める。火の通りが早い。

 

・野菜などはあらかじめ電子レンジでチンしてから調理する。ゆで時間の短縮になる。

 

・電子レンジ、IH、魚焼き、それぞれで同時進行で作れるメニューにしている。

 

・煮込み料理は圧力なべで調理すると時短になる。

 

・ご飯を炊く時にラップに包んだ鶏肉を炊飯器に一緒に入れておけば、蒸し鶏ができる。

 

・冷凍や電子レンジをうまく使用する。フライパン料理はホットプレートを使い、一気に終わらせること!

 

というように、家電製品を使った時短術がよく挙げられています。特に電子レンジは強い味方で、肉じゃがや麻婆豆腐、ニラ玉、キーマカレーまで電子レンジを活用して作っているかたもいるようです。

 

 

2. つくりおきできるメニューを考えておく

時短の方法で次に多かったのが「つくりおき」のメニューを考えたり、食材を冷凍保存しておくことです。

 

・冷凍するときは、溶かしたらすぐ調理できるように、下ごしらえをしたり、細かくしておく。

 

・カットした野菜を冷凍しておく。

 

・玉ねぎのスライスやみじん切りを、5~6個分よく炒めたものを、小分けにして、冷凍にする。カレー、コーンスープ、ミートソース、ハンバーグなどに使える。

 

・保存できるものは、ゆでて冷凍保存。常備菜を作っておく。

 

・煮物などの副菜は必ず2日もつように多く作るようにする。

 

特に多かったのは副菜のつくりおき。日持ちのする副菜を多めにつくったり、野菜を冷凍保存して常備菜にしたりといった工夫は、みなさんされているようです。忙しいなかでも3~4品は出さなきゃ!という責任感が強いお母さんほど、こういったつくりおきテクニックは駆使されているようです。

 

 

3. 時間配分を工夫するなど、その他の工夫

単純な調理だけでなく、その段取りも時短においてはとても大切なポイントになります。やはりどの時間にどこまでやっておくか、ということをしっかりと計算して時短を図っているお母さんも多いようです。

 

・一週間の献立をあらかじめ決めておく。

 

・週末にまとめて下ごしらえしておく。

 

・朝、材料を切っておく。

 

・翌朝と昼の分も含めて夜に一気に作ってしまう。

 

・朝食の時に夕飯の下準備をし、夕飯の時に翌日の朝食の下準備をする。

 

料理できるときに一気にやってしまう、という意見は非常に多かったです。そのためには事前に数食分の献立を考えておくとより効率的といえます。

 

さらに、

 

・食材宅配サービスを利用する。

 

・レシピ付き食材宅配を毎日注文する。

 

といった、お母さんをサポートするようなサービスも最近は充実しています。定期的にレシピつきの食材が届くサービスもあり、献立を考えるのも大変!というお母さんには重宝しているようです。

 

 

掃除の時短術

1. 気になった時にすぐ掃除ができるようにしておく

掃除の時短術で最も多かった意見は「ためない」こと。日々気づいたらすぐ掃除ができる状態にしておき、汚れをためないようにすることがポイントのようです。

 

・それぞれの場所に掃除道具を配置し、その場所を使った後にさっと5分程度で清掃するようにしている。

 

・エプロンのポケットにいつもクロスを入れておき、気になった汚れをすぐにクロスでふいて普段から目につくところをきれいにするようにしている。

 

・粘着クリーナーやハンディタイプのホコリ取りを手の届く所において、目に付いた時にホコリを取る。

 

 

2. 「ついで掃除」を心がける

次に多かったのが「ついで掃除」。これも「ためない」ことと共通する意見ですが、掃除する時間をしっかり取るだけでなく、なにかの「ついで」にきれいにしておくことを心掛けると、掃除の時間短縮につながります。

 

・まとめてやらずに、手を洗った時についでにスポンジで洗面台をこするとか、ついで掃除を心がけている。

 

・電話中は必ずハンディークリーナーで拭きながら電話する。

 

・モップスリッパを履いてフローリングを掃除する。

 

・スリッパにモップが付いているので、歩きながら床掃除をしてしまう。

 

 

3. 1点集中! 今日掃除する部屋を決める!

一方で、時間と場所を決めて一気にやる!という声も。ただすべての部屋を掃除しようと思うと大変なので、1日1部屋と決めて掃除されている方も多いようです。

 

・1日で全部やるより、1日一部屋をきれいにするようにしている。

 

・1日1か所を集中的にやるようにしている。

 

・1日1か所、とりあえずアルコール拭きしたり、ホコリ取りだけでもする。

 

 

洗濯の時短術

1. 夜寝ている時間を活用する

最も多かったのが、寝ている時間の活用。夜寝る前に●●まで済ませておくといった意見が非常に多く、いかに忙しい朝を効率的に過ごすかを考えているかたが多いようです。

 

・乾燥機を使えるものは夜にタイマーをセットして、朝起きたら乾くようにしてある。

 

・夜のうちにタイマー予約をして朝は干すだけにしている。

 

・お風呂に入っているうちに洗濯して、夜に干して寝る。

 

・夜のうちに色分けでネットに入れて、洗剤までセットしておく。

 

・夜のうちに洗濯して、少し乾燥させてから干す。しわになりにくいし、朝が楽。

 

 

2. 干す / 取り込む際の工夫

次に多かったのが、干す / 取り込む作業の工夫。事前にカゴを分けておく、干しやすいように軽く乾燥させておく、同じ場所に片づけるものは干す場所もまとめるといった効率化を図る時短テクニックが活用されています。

 

・大型洗濯機を使用し、回数を減らす。また、干す前にしわ伸ばしをしてくれる乾燥コースを使用し、洗濯物をふっくらと簡単に干せるようにしています。

 

・洗濯機から取り出す時に、干す順番にカゴに入れるようにしている。

 

・洗濯が終わり、洗濯機から洗濯物を取り出す時に、ハンガーにかけるもの、つるすもの、タオル類など、シワを伸ばしながら分けてしまうと、干す時に手早く楽に干せる。

 

・干す前に軽く干すものを仕分けしている。たとえばバスタオルなどの大物、シャツなどハンガーにかけるもの、ズボンなど洗濯ばさみで留めるもの、靴下などの細かいものといった感じで。

 

・タオルならタオル、インナーならインナーなど、同じ場所に片付けるものばかりをできるだけまとめて洗い、干す際にも同じエリアにまとめて干す。

 

・取り込んだ洗濯物をしまう場所は、すべて脱衣所に集結している。

 

・乾いた洗濯物は大人の服、子どもの服、タオルなど、種類ごとに分けてカゴに入れ、それらをしまうところまでカゴを持って行って一気にしまえるようにする。

 

・取り込んだ後が面倒なので、洗濯物を取り込むときたたみながら取り込み、洗濯カゴに入れていく。

 

また、なかにはこんな意見も。

 

・だらだらとやるのではなく、ゲームだと思って、毎回記録更新をめざしています。

 

「時短」というからにはどれだけ短くできるかに挑んでみる。そうすることで自分の成長も感じられるし、いろんな工夫を考えていけるということなのかもしれません。

 

家事はとても大変なものなので、手抜きではなく「時短テクニック」を駆使することは何も悪いことではありません。効率的に家事を終わらせて、心と時間にゆとりが持てれば、いつも以上に家族にもやさしくなれるかも。そうしたらきっとご主人やお子さまも喜んでくれるはずです。

 

家族みんなが幸せになるための時短テク、ぜひ駆使してみてください。

 

 

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