片づけ上手は勉強上手! 今から「片づけ筋」を鍛えよう

学校から帰ったらランドセルをポーンと放り投げ、せっかくの勉強机は散らかり放題、脱いだ服もそのまんま…。うちの子はなぜ「片づけ」ができないの!?とお悩みのかたが多いのではないでしょうか。

実は、物を上手に片づけられるということは、頭の中の整理も上手にできるということ。いる、いらないを選択する力は、今すべきことを見極める力となり、勉強をする時の要領のよさ、効率のよさにもつながります。

それなら、ますます片づけ上手になってほしい!と願う保護者のかたに、ぜひ実践していただきたいのが「片づけ筋」を鍛えるという方法です。片づける力=片づけ筋は、子どものうちから簡単に鍛えることができるのです。これを鍛えておけば、やるべきことにすぐ取りかかる「瞬発力」、優先順位をつけ物事を「選択する力」、コツコツと「継続する力」などを身につけることができます。

それでは、誰にでもできる「片づけ筋の鍛え方」をご紹介しましょう。


【STEP1】片づけのメリットを実感させよう

 叱っては逆効果とわかっていても、散らかっていると、ついガミガミ言いたくなってしまいます。「片づけなさい!」「散らかしっぱなしはダメ!」と、いくら言っても動いてくれないのは、子どもが「片づける意味=メリット」に納得していないから。

 

「机がキレイだったから、すぐ宿題ができたね」「好きなTV番組が始まる前に終わったね」「今日、お客様にお部屋がすっきりしていていいわねって褒められたよ」「リビングを片づけてくれてありがとう!」こんなふうに、片づけのメリットを具体的に伝えてあげましょう。

 

「そうか!片づけると、自分が得をしたり、誰かが喜んだりするんだ」という感覚を、子どものうちに実感できると、片づけに対してなんとなく持っていた「負のイメージ」が取り払われます。

 

 

【STEP2】楽しく短時間でできることを体感させよう

 片づけが苦手な子どもにありがちなのは、まとめて一気にやろうとして、途中で飽きてしまうパターンです。大切なのは、習慣にすること。つまり毎日少しずつやることなのです。一日たった15分の片づけが習慣になれば、キレイな部屋をキープすることができるでしょう。

 

たとえば、好きな曲を3曲かける間だけ、など時間を区切って、「よーいドン!」と始めればゲーム感覚で片づけることができます。もっとやりたい!くらいで切り上げるのがポイント。余力を残すことで、「もう片づけは疲れちゃった…」とならずに「明日はここからここまでを15分でやるぞ!」と継続させることができるのです。

 

置き場所が決まっていない物があれば、この機会に「住所」を決めてあげましょう。これはどこにしまおう?と考える時間のロスがなくなります。

 

いかがでしたか?「片づけ筋」も他の筋肉と一緒で、繰り返し使うことで鍛えられる力。今すべきことを見極め、すぐに行動する力は、勉強においても、将来の仕事においても、おおいに役立つはずです。子どものうちに楽しみながら「片づけ筋」を鍛えられるよう、サポートしてあげましょう。

 

 

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