どんなおかずを入れる?保育園のお弁当
忙しい朝でも、「子どもが喜んで食べてくれるものを」と考えて一生懸命作るお弁当。でも、時間をかけずにかわいらしいお弁当ができるのであれば、それが一番。ちょっとした工夫で「あ、かわいい!」「楽しい!」と思えるお弁当を作ってみましょう。
「くるりと巻く」と、色がいきるお弁当に
既にみなさんも「ハムで巻く」などの小技は使っているかもしれません。この「巻く」は、いろいろな食材を組み合わせることで、それぞれの彩りがいきるとても便利な技なのです。
・細く切ったきゅうり、ゆでたニンジン、じゃがいもなどをハムで巻いてピックを刺す
・薄い食パンにジャムを塗り、のり巻きのように巻いてラップで包む「ロールサンド」
・ささみやソーセージを海苔で巻く、チーズを一緒に巻いても
・インゲン、ピーマンなど、子どもが苦手な緑の野菜は薄い肉に巻いて焼く
これらの「巻きもの」は、切って切り口を見せても華やか。切ってから並べ方を変えてお花に見立てたり、ハートの形にしたりすることもできます。
前日のカレー、シチュー、ミートソースは「焼く」「混ぜる」で簡単アレンジ
夕食のおかずをお弁当に使うのも、賢い時間節約方法です。カレーやシチュー、ミートソースのように水分が多いものも、うまくアレンジすればお弁当に活用できます。
【チーズをのせて焼く】
必要なものは、お弁当の間仕切りに使う「アルミカップ」です。紙でできたものは焼けてしまうので、アルミを使いましょう。こんがりとした焼き目をちょっとつければ、冷めてもおいしい一品です。
1.電子レンジにかけたじゃがいもやかぼちゃ、里芋をつぶす。
2.アルミカップに入れて、カレー、シチュー、ミートソースなどを少しかける。
3.さらにその上から溶けるタイプのチーズなどをのせ、こんがり焼く。
【混ぜて新たな一品にする】
次のようなものを混ぜて新しい一品にアレンジすれば、「昨日食べたもの」という印象が薄くなります。
・ゆでたショートタイプのマカロニ
・コーン、ツナ、ゆでたホウレンソウなど
・少し時間があれば、ご飯と混ぜて直接パン粉をまぶし、油で揚げる
新しい食材や新しいメニューを考えなくても、少しアレンジすれば見かけや味を変えることができます。火を通すおかずについては、焼く手前まで前日の夜に済ませておき、朝に完成させれば、朝の時間を節約することもできますね。ご自身のアレンジも加えながら、ぜひ試してみてください。
倉持鎮子
自身も6歳、10歳の子どもを育て、育児・食育・親子問題についての執筆を行うライター。医療・健康・体の不思議、子育て中にもできる美容などにも触れ、さまざまな面から「子どもとの生活」についてのライティング実績がある。講師業では、「脳と体を考える食育」についての情報を提供。