乳児の絵心を伸ばすほめ言葉
自分が描きたいことを絵にするためには、まず点を描く力、直線や曲線を描く力、見る力(形・色・質感・量感をとらえる力)など基礎的な能力や技能を徐々に身に付けていくことが大切だという。絵を描く基礎になる点を描く力や、直線や曲線を描く力を伸ばすためのポイントを、子ども向け絵画教室を運営する芸術教育研究所の菊池貴美江先生に伺った。
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自分が描きたいことを絵にするためには、まず点を描く力、直線や曲線を描く力、見る力(形・色・質感・量感をとらえる力)など基礎的な能力や技能を徐々に身に付けていくことが大切です。今回は、絵を描く基礎になる点を描く力や、直線や曲線を描く力を伸ばすためのポイントをご紹介します。
【乳児期】点描にチャレンジ!
まずは、「つまむ」「はさむ」「にぎる」「持つ」という指や手の活動を活発にさせるような遊びや経験をさせてあげましょう。ガラガラを握る、一緒に手遊び歌をする、積み木で遊ばせるといった遊びで手の発達を促します。0~2歳はまだ手の発達段階の途中です。絵にチャレンジするなら、まずは点描(点で絵を描く手法)がおすすめです。ゴマせんべい、すいか、いちごなどを題材に、素材をよく観察しながら「てんてん」を描くことにチャレンジ! できた作品を見て「おいしそうだね」「いっぱい描けたね」とほめてあげましょう。
【幼児】ぐるぐる描きに挑戦!
直線や曲線を上手に描けるようになるには練習が必要です。絵を上手に描くには、クレヨンや鉛筆を3本の指(親指・人差し指・中指)でしっかり握り、筆圧をかけて点や線を描くことが大切です。この時期の子どもには、ぐるぐる描きを発展させて、丸い果物や食べものを描く練習をさせましょう。複数の丸を重ねて人物や複雑な物を表せるようになります。
また、白い画用紙だけでなく色画用紙を用意したり、お皿のかたちに切った画用紙に絵を描かせてあげたりすると見栄えがぐんとよくなります。そして、絵を額縁に入れるなどして飾ってあげましょう。自分の絵を家族が見てくれるというのは、どんなほめ言葉よりも子どもはうれしいはず。工夫して子どもの絵心を伸ばしてあげましょう。
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