夏休みにこれだけはお子さまと話しておきたい注意事
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お子さまにとって自由な時間が増える夏休み。毎日の予習・復習や部活動から少しは解放され、楽しい時間を過ごしてもらいたいものです。でも、自由が過ぎてしまい、ついハメを外してしまうことも。夏休みにお子さまと確認しておきたいルールを考えてみましょう。

お子さま自身に夏のルールを決めさせる
夏休みにお子さまがルーズになりやすいのは、起床時間と就寝時間です。特に学校で補習や部活動がない場合、朝寝坊したり、夜更かししたりしがちです。もちろん、せっかくの夏休みなのですから、いつもよりはお子さまの自由に過ごさせてあげたいところですが、度が過ぎないためにも、お子さまとの間で起床時間と就寝時間を決めておくとよいでしょう。
就寝時間が乱れる原因になりやすいのが、スマートフォンやパソコンです。特にスマートフォンを自室に持ち込んでしまうと、夜中までSNSで友だちとやりとりをしてしまいがちです。「スマートフォンは○時までしか使わない」「○時以降はリビングで充電するようにして、自室には持ち込まない」などのルールを作ることが一番です。
とはいえ、起床・就寝時間もスマートフォンも、さらには門限なども、保護者のかたが一方的にルールを提示しても、お子さまがスムーズに守ってくるとは限りません。すぐにはルール作りに応じてくれないかもしれませんが、折に触れて、「あなたのために、一緒にルールをつくってみたい」と声をかけてみてはいかがでしょうか。
友人関係に不用意に立ち入ってしまうと…
夏休み、お子さまに対して気をつけたいのは、友人関係の変化です。同じクラスや部活動の仲間と遊んでいたお子さまが、中学校時代の友人を介して、保護者のかたの知らない他校の生徒と遊ぶようになることなどは珍しくありません。もちろん、友人関係が広がるのはよいことですが、それがきっかけで夜間の外出などが増えるようになっては心配です。お子さまとの間では、やはり門限を決めておくことは大切ですし、もしも門限に遅れる場合は必ず家に電話をするように注意しておく必要もあります。
保護者のかたの中には、夏休みになってわが子の交友関係が大きく変わってしまったことにとまどい、「誰と遊んでいるの?」「悪いことしていないでしょうね?」などと問い詰めて、さらにお子さまとの関係をこじらせてしまうケースがあるようです。お子さまの友人関係にどう関わるかは、正解のない、非常に難しい問題です。この年頃のお子さまは友人関係に親が口出しすることを非常に嫌いますし、保護者のかたの忠告がかえって逆効果になることもあります。
夜間の外出など大きな変化がない限りは、基本的にはお子さまを信じるというスタンスが必要です。そして、「新しい友だちができてよかったね」「家に連れておいで。一緒に晩ごはんを食べようよ」などと、お子さまを友人関係ごと包み込むような態度を心がけてみてください。
生活習慣の維持が一番大切なテーマ
高校生にとって夏休みの一番のテーマは、7月までの生活習慣をできるだけ維持することです。勉強時間の確保も確かに重要ですが、9月からの学校生活にスムーズに戻っていくためにも、起床時間と就寝時間をできるだけ一定にした生活リズムを心がけさせてください。
補習や部活動がないとき、生活リズムを一定にするために、お子さまに「家庭内での役割」を与えてみてもよいでしょう。朝ごはんを作る、食器を片付ける、布団を敷くなど、毎日同じような時間帯に行われている家事を、家族のために手伝ってもらうのです。あれもこれもではなく、ひとつだけでも構いません。ちょっとした作業でも、それが毎日の暮らしの中での軸となり、お子さまの生活リズムをととのえることに役立ちます。お子さまにとって無理のない、しかし確実に家族の助けになるような役割を探して、お子さまと話し合いながら協力を求めてみてはいかがでしょうか。
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