いつから? 何年分取り組むべき? 受験直前期の過去問対策【中学受験】

受験直前期の対策学習に欠かせないのが、志望校の過去問への取り組みです。限られた時間を有効に使うためには、過去問にいつごろ、何年分取り組むべきなのか、森上教育研究所がお伝えします。

この記事のポイント

基本は11月から、遅くとも12月には過去問への取り組みをスタート

一般的に6年生の10月ごろまでは、苦手分野の復習がまだ十分できていなかったり、総合問題にも慣れていなかったりするため、過去問に取り組んでもなかなか力を発揮できません。したがって、ある程度準備が整う11月ごろから過去問に手を付けるとよいでしょう。11月の段階ではまだ準備できていないという場合も、12月にはスタートしましょう。

準備を整えたうえで過去問への取り組みをスタートしたとしても、最初は思うように結果が出ません。したがって、最初から完璧を求めるのではなく、たとえば60分の制限時間であれば90分かけて取り組むなど、少し時間を長めに取ったほうがよいと思います。慣れてきたら、徐々に本番の制限時間に近づけていくとよいでしょう。

第1志望の過去問は10年分、第2志望は5年分取り組めるとベター

取り組む過去問の量は、準備が早く整っているのであれば、第1志望は10年分、第2志望は5年分やっておくと安心です。しかし、算数・国語・理科・社会と4科目分ありますから、1科目60分としても全て取り組めば全部で4時間かかります。そうすると休日ごとに取り組んだとしても5年分取り組むのに、5週間はかかるという計算になりますから、10年分は難しいというお子さんもいらっしゃるでしょう。その場合には、第1志望を5年分、第2志望は3年分を目標としてください。

過去問を取り組む順番を迷うかたもいらっしゃるかもしれません。最新の問題は、絶対に同じ問題は出ませんが、出題傾向が徐々に変化している場合、最も傾向が近い問題となります。したがって、5年分取り組むのであれば、5年前の古い問題から順に取り組み、一番最近の問題は最後に取り組むのがおすすめのやり方です。

合格者平均点との差を確認し、どのようにその差を詰めるのか作戦を立てていく

また、過去問は繰り返し取り組むよりも、1回取り組んでその反省点をしっかりと分析することに時間かけたほうが効果的です。まず親御さんか家庭教師がいらっしゃれば家庭教師の先生が過去問を採点し、間違えた箇所をお子さんとしっかりと確認します。そのうえで、各科目の合格者平均点との差を確認し、どの問題に正解していれば合格者平均点をクリアできるのか見直します。このときに易しい問題を落としていないかを重点的にチェックし、しっかりと復習しましょう。

さらに、4科目トータルで合格者平均点をクリアするためには、得意科目・不得意科目でそれぞれどの程度点数の上乗せができればよいか作戦を立てることも重要です。お子さんが、過去問に取り組んでその結果を見て落ち込んでしまわないよう親御さんは声かけのしかたを工夫し、お子さんのやる気が出るよう、うまく励ましていきましょう。

まとめ & 実践 TIPS

過去問には11月か、遅くとも12月に取り組みを開始するのが効果的です。最初は時間を長めに取って徐々に本番の制限時間に近づけましょう。第1志望は10年分、第2志望は5年分やっておくと安心ですが、難しい場合には第1志望を5年分、第2志望は3年分を目標とし、古い問題から順に取り組みましょう。易しい問題で落としている箇所を復習するとともに、合格者平均点との差を確認し、4科目トータルで合格者平均点をクリアするためにどの程度点数の上乗せができればよいか作戦を立てていきましょう。

プロフィール

森上展安

森上展安

森上教育研究所(昭和63年(1988年)に設立した民間の教育研究所)代表。中学受験の保護者向けに著名講師による講演会「わが子が伸びる親の『技』研究会」をほぼ毎週主催。

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