私立中学校に進学するメリットは?【中学受験】

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学校ごとに自由な校風と教育方針をもっている私立中学校。
私立中学校では先生の異動がなく、学び環境は安定しています。また、男子校、女子校があることも特徴です。
私立中学校の特徴やメリットを確認してみましょう。

私立中学校では独自の考え方や価値観をもって個性的な教育を実践

私立中学校では、恵まれた環境の中で、一貫した教育指導を受けることができます。
明確な教育理念と独自のカリキュラムの中で、英語や理数系など、特徴のあるカリキュラムで学べることが大きな魅力のひとつです。

また、学力が近い生徒が集まるため学習進度も早く、効率的に授業が進められます。高校受験がないことがほとんどなので、中高の6年間を自由に区切って授業計画が立てられるため、大学受験の準備を早期からスタートするなど、長期的かつ計画的に受験対策ができます。

私立中学校にはこんな特徴がある

魅力的な独自のカリキュラムがある

私立中学校では、学習指導要領から自由なため、学習指導要領の内容+αの内容など、中高6年間を通して独自の特徴を打ち出したカリキュラムの学校が多くあります。

授業の進度がスピーディーで、質・レベルが高い

通常、私立中高一貫校では、より本質的な学習理解を促すことを目的に、中学から高校課程の学習を授業カリキュラムに組み込むことが多いようです。またそのような学校では授業の進度もハイスピードです。

施設などの学習環境が整っている

私立中学校では、生徒たちが充実した学校生活を送ることができるよう、学習環境を整えています。大学の研究室並の施設や、蔵書数が多く司書が常駐している図書館がある学校も少なくありません。部活動のための設備が充実している学校も多いようです。

6年間で計画的に大学受験対策ができ、合格実績がよい

私立中高一貫校の多くは、高3で大学入試に向けた実戦演習に集中できるように、中3から高校課程を先取りするようなカリキュラムで学習を進めます。
入学時には中堅といわれる中学校で、6年間でしっかりと学力を伸ばしてくれるところも多くあります。
普段から面倒見のよい学習指導や、丁寧な進路指導により、よい合格実績を出しているのも私立中高一貫校の特徴です。

まとめ & 実践 TIPS

お子さま一人ひとりの個性が違うからこそ、中学校選びも決まった正解はありません。
どの中学校にもよい点はたくさんあります。その中でお子さまにとってメリットが一番大きな環境はどこなのか、またその環境で学ばせることで将来どんな人に成長してほしいのかを考えておくことが大切です。
ぜひ、ご家庭で話し合いながら、お子さまが行きたいと思える中学校を考えていけるとよいですね。

参照:
2020年に学力を伸ばした中高一貫校は?(難関国立大編)【中学受験】
https://benesse.jp/juken/202009/20200920-1.html

人気国公立・早慶上智編 2020年度入試で学力を伸ばした中高一貫校は?【中学受験】
https://benesse.jp/juken/202009/20200928-1.html

偏差値が下位でも「実績を上げた学校」の特徴は〝面倒見のよさ〟
https://benesse.jp/juken/201805/20180524-1.html

プロフィール


森上展安

森上教育研究所(昭和63年(1988年)に設立した民間の教育研究所)代表。中学受験の保護者向けに著名講師による講演会「わが子が伸びる親の『技』研究会」をほぼ毎週主催。

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